日焼け止めは塗り方次第で効果が半減

 日焼け止め効果が高いから、とSPF50+、PA++++を選んでも、少量をサッと塗っただけでは防止効果が低い。

「顔に使用する場合、クリームタイプの日焼け止めはパール2粒分。液状タイプなら一円玉硬化2枚分が目安。思っている以上に多いですが、1度塗って、塗りきれなければ重ね付けを。使用量を守ることで、日焼け止めの効果がしっかりと得られます」(小西さん)

内側が白い日傘は日焼けを促進!?

 日焼け止めを塗る以外にも、日傘や帽子、ストールや衣服などを身に付けるのも効果的。

内側が黒い日傘を

内側が黒い日傘を

「日傘は内側が黒いものを選ぶことが重要。白は地面からの反射などを受け、かえって紫外線を浴びてしまいます。外出時はもちろん、家の中でも紫外線カットするには、UVカットカーディガンなどの着用も効果的ですよ」(夏目さん)

UVカット クルーネックカーディガン UPF25 2990円/ユニクロ ※UPFとはUV-A、UV-Bが生地を通過する分量値を示したもの。紫外線がやや強い日はUPF25以上、紫外線が強い日にはUPF30以上の衣類を選んで

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ビタミンCを積極的に摂ると紫外線を浴びたあとに違いが!

 日焼け予防には、体の内側からの対策も大切。

「ビタミンCには、メラニンの生成を抑え、日焼けや体内の酸化を防ぐ働きがあります。レモンやキウイ、パプリカ、ブロッコリーなどの食品は積極的に摂取を」(山崎さん)

 食事だけでは難しい場合、サプリメントも利用を。

「ビタミンCは尿と共に排泄されてしまうので、1日に数回、分けて取って」(小西さん)

2.8g×30包 8424円/ドクターシーラボ「ビタミンCを、ナノリポカプセルに凝縮。持続性と高い吸収力で、効率よく摂取することができます」(小西さん)

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ビタミンCを1包に1000mg配合

ビタミンCを1包に1000mg配合

●1年前の日焼け止めが肌に負担をかけている!!

「日焼け止めも酸化したり、パッケージに紫外線が当たることで劣化します。見た目に変化がなくても、1年前に使用していたものは、肌への刺激になり、炎症を招くことも。日焼け止めはワンシーズンで使い切って!」(山崎さん)

●鼻から吸引すると危険 スプレータイプの日焼け止め

 人気のスプレータイプの日焼け止めはボディなど広い部分の使用には便利。ただ、顔に使用する場合は注意が必要。商品の中には「吸い込むと成分が肺に付着してしまうものも」(小西さん)

 使用方法をよく確認し、手に出すなど、直接顔に吹きかけない工夫を。

●日焼け後の保湿ケア&腸内環境を整えて肌ダメージを最小限に

「紫外線による肌ダメージは肌のターンオーバー(生まれ変わる仕組み)を遅らせるため、日差しを浴びた日はたっぷりの保湿スキンケアをお忘れなく。また、腸内環境が悪い場合も、免疫が下がり、ターンオーバーを妨げます。肌の炎症も起こりやすくなるので、日頃から腸内の環境を整えることを心がけて」(山崎さん)

撮影/玉井幹郎 イラスト/きくちりえ 取材・文/近藤鈴佳

※女性セブン2022年6月23日号

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