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“日焼け止め”の基礎知識 「SPF」「PA」とは? 塗り方次第で効果半減

(写真/アフロ)

“日焼け止め”の「SPF」「PA」とは?(写真/アフロ)

 夏はもうすぐそこまでやって来ているが、気を付けなくてはいけないのが日焼け。対策を怠れば、肌は老化の一途をたどる。そこで、日焼け対策において、おさえておきたいポイントを専門家に聞いた。

【お話を伺った方】
山崎まいこさん(皮膚科医)/まいこホリスティック スキンクリニック院長。体の内側からも外側からも総合的に診断するホリスティック医療を提唱。著書に『美しい肌が生まれるところ』(ワニブックス)。

小西さやかさん(コスメコンシェルジュ)/日本化粧品検定協会代表理事。科学的視点から美容、コスメを評価できるスペシャリスト。著書に『「私に本当に合う化粧品」の選び方事典』(主婦の友社)。

夏目円さん(美容ライター)/オールアバウト「スキンケア・化粧品」ガイド。20代から60代と幅広い年齢層の女性誌にて美容記事を執筆。

日焼け止めの「SPF」「PA」ってなに? 肌ダメージを最小限にできる?

 日焼け止め剤に記されている「SPF」と「PA」は、日焼け防止の効果を示す指標。SPFはUV-Bをブロックすることができ、数値が大きいほど防止効果は高い。SPF50またはそれ以上の製品(SPF50+)が多いが、家事や洗濯、短時間の外出ならSPF15〜20程度で問題はない。

室内でも紫外線を浴びている

室内でも紫外線を浴びている

 長時間の外出やレジャーなどの場合はSPF30以上のものを使おう。PAは、室内にいる間も対策が必要なUV-Aをブロックする指標で、+が多いほど効果が高い。

「生活シーンに合わせて日焼け止めを使い分け、1年中使うのがベストです」(小西さん)

生活シーンに合わせた選び方

生活シーンに合わせた選び方

シミは顔の高い部分にできやすい

 とくにシミができやすい部分は、顔の中でも高さがある頬や鼻のまわりなど。また皮膚が薄い目元まわりやこめかみにもできやすい。紫外線対策を忘れがちなデコルテや、手の甲もシミになりやすいので注意が必要。

「マスクの付け外しで、頬骨のこすれる部分は特に日焼け止めが取れやすいので、日焼け止めの重ね付けや塗り直しで対策を」(山崎さん)

顔の高い部分に注意

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