国内

漫画家・赤松健氏、自民比例で「100万票獲得」なるか 本人は「知名度が足りない」

日本漫画家協会の常務理事でもある漫画家・赤松健氏

日本漫画家協会の常務理事でもある漫画家・赤松健氏

 参院選の比例代表は各政党の総得票で議席数が配分され、各党の候補は原則、得票順で当落が決まる。そのため、自民党は業界団体、立憲民主や国民民主は大労組など、集票力がある組織をバックに持つ候補者が並ぶ。タレント候補にとっては単なる知名度ではなく、「票を呼び込む力」が問われる選挙といえる。

 迫る参院選において、自民党の比例代表候補の「当落ライン」は約10万票とされるが、今回は「100万票獲得も可能」と見られている超目玉候補が出馬する。

 人気漫画家の赤松健氏だ。シリーズ累計約2000万部の『ラブひな』や約2600万部の『魔法先生ネギま!』シリーズなどの大ヒットを飛ばしてきた。日本漫画家協会の常務理事でもある。

 ひと口に100万票といっても、候補者数が限られる選挙区とは事情が違う。比例代表は各党の150人程度の候補者が全国の有権者の票を奪い合うのだ。

 並み居る著名人候補の中でも集票力は一番とされる赤松氏に目標とする得票数を聞いた。

「100万票!と言いたいところですが、まだまだ知名度と実績の認知が足りないと危惧しています。今はツイッターなどのネットを中心に情報発信するほか、直接話を聞いていただくため、47都道府県を巡って街宣しています」

 そのうえでこんな意気込みを文書で回答した。

「私が掲げている『表現の自由』は一見、一般の人の生活に関わるものではないと思われるかもしれませんが、実は普段の生活で知らないうちに享受しているものです。

 例えば今ロシアでは報道規制が行なわれ、国民は真実を知らずに戦争が続いています。日本も同じように戦争を経験しています。クリエイターもそうでない人も、誰もが自由に表現できるこの当たり前の幸せを守り、次の世代に伝えるため、しっかりと取り組んでいきます」

関連キーワード

関連記事

トピックス

橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)
《戦後80年慰霊の旅》天皇皇后両陛下、7泊8日でモンゴルへ “こんどこそふたりで”…そんな願いが実を結ぶ 歓迎式典では元横綱が揃い踏み
女性セブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン