圧倒的な成績に見合う注目を浴びる方法として、中畑氏はこう提案する。
「ニックネームだな。オレの“絶好調男”や松井の“ゴジラ”のようにね。牧だから“マッキー”でいいんじゃない。マジックじゃないけど“ハイマッキー”でもいいと思う。高いレベルで頑張る“ハイマッキー”。『バッティングはマジックのように打ちます』とか言ってね。
監督が営業本部長にならないとダメ。球団も協力することでいい環境になるんだから。ファンクラブを巻き込んでやるべきだね。ファンクラブでニックネームを募集し、採用された人には年間指定席をペアでプレゼントすればいいんですよ」
大洋一筋の元エース・平松政次氏は、代名詞である“巨人キラー”の継承を願う。
「全国区になるには巨人戦で勝つしかない。これが第一条件。これは我々の時代と同じだと思う。全国的な注目度では、巨人や阪神には勝てないからね。マスコミの力は大きい。そういうところで活躍していれば、おのずと注目を集めるでしょう」
ベイのスターが球界のスターになる日は来るか。
※週刊ポスト2022年6月24日号