国内

「路チュー」「不倫」に吉川赳議員の「パパ活飲酒」…静岡選挙区で相次ぐスキャンダルに地元の嘆き

女子大生を連れて歩く吉川氏の後ろ姿

女子大生を連れて歩く吉川氏の後ろ姿

 自民党岸田派の“ホープ”吉川赳・衆議院議員に発覚した18歳女性とのパパ活飲酒報道の波紋が止まらない。6月10日発売の『週刊ポスト』の報道を受けて同日、吉川議員は離党届を提出し、受理された。これに対して岸田文雄・首相は「まずは本人が説明することが大事だと思う」とコメントしていたが、党内でも動揺が広がっており、13日には世耕弘成参院幹事長が議員辞職を求める考えを示している。

 しかし、それ以上のショックを受けているのが、地元・静岡5区の有権者たちだろう。「なぜうちの地域ばかりこんなことが起きるのか」「呪われているんじゃないか」といった嘆きが聞こえてくる。

 昨年10月の衆院選で吉川氏は、二階派に推された細野豪志氏との「保守分裂選挙」に挑み、敗れたものの比例復活を遂げている。選挙区で4連敗を喫した因縁の相手である細野氏にもまた、過去にスキャンダルがあった。

 2006年、細野氏が民主党政調会長の時代、フリーアナウンサーとの不倫が『FRIDAY』に報じられた。路上でキスする「路チュー写真」は当時、大きな話題となり、“将来の総理候補”との呼び声高かった細野氏のキャリアを大きく傷つけた。

 静岡を襲ったスキャンダルはこれだけではない。参議院静岡選挙区の2021年補欠選挙で、国民民主党・立憲民主党・連合静岡の推薦を受けて無所属で立候補した元静岡県議・山崎真之輔氏が当選。しかしその直後、またもや『FRIDAY』が、山崎氏が妻以外の女性と約5年間にわたって不適切な関係を続けていたことを報じると、事実を認めて謝罪。その後、当事者間の問題は解消したとして、次期参院選への出馬を表明している。

「なぜ静岡だけスキャンダルが相次ぐのか。真面目で穏やかな県民性のはずなのに、地元民まで誤解されるのは勘弁してほしい」(三島市民)

 ちなみに、吉川氏が2017年衆院選で細野氏に敗れ落選した際は、比例東海ブロックで当選した議員に知人女性への準強制性交・盗撮が発覚し(後に不起訴処分)、議員辞職したことを受けて繰り上げ当選している。女性がらみのスキャンダルが政治家の浮沈を左右する事態はいつまで続くのか。

情報提供募集

「NEWSポストセブン」では、今回の件について、情報・タレコミを募集しています。下記の情報提供フォーム、または「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。

・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/contact_post

・ツイッターアカウント:https://twitter.com/news_postseven

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン