手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」では、脇の下あたりに1~2センチ程度の穴を開けて、カメラや鉗子を挿入する。開胸手術に比べて傷が小さく、患者の負担が少ない
左の壁際でロボットを操作しているのが鈴木氏。「手術の一部始終がモニターに映し出されるため、ロボット手術は皆の学びの機会にもなります」
ロボット手術は17年1月から導入。製造メーカーの施設に通い詰めて操作を習得した。日本で最も早く100件の肺手術を実施した文字通りの“ゴッドハンド”
肺動脈付近を電気メスで操作するのは極めて難しい手術とされる。「それでも出血はほとんどなく、ステージ1の手術であれば輸血は必要ありません」(鈴木氏)