声優・白井のYouTubeの登録者は現在、30万人超え(撮影/五十嵐美弥)
「あまり作りこんだ感じの動画にはしたくないと思っていて、撮り直しをしたことはありません。やると決めてセッティングしたら一発勝負です。だからウエハース20枚を完食をしないといけなくなってしまいました(笑)。逆に、もしチャレンジ企画ですんなりクリアしたらとっても短い動画になりますが、それでも流しますね。
これはルールというほど厳格なものでもないですけど、上手くいかなかったからといってもう一回撮り直すとなると、作り物感が増しちゃう気がして。もちろん動画という時点で編集もしているので、ある程度エンターテインメント性はあり、全てがリアルではないです。しかし、できる限り“あるがまま”が伝わるといいなと思っています」
ずばり、自身の魅力はどういうところかと尋ねたところ、少し考えこんで「飾らないところですかね」と答えた。白井自身の生きざまがYouTube動画にも表れているという。
「動画を観ていただくと感じていただけると思うんですが、かっこつけようとはしていないです。動画内とリアルの自分が違うということもない。動画内で“何やってんだこいつ”ってツッコまれて笑われるようなことも無理してやっているわけではなく、本気で楽しくやっているんです。それで笑顔を届けられているのなら本当に嬉しいですね」
この「あるがまま」というのが、多くのファンが親近感を抱き、応援したくなる魅力なのではないだろうか。そんな白井だからこそ、道端などで声をかけられることも頻繁にあるという。
「撮影を止めているときなどに声をかけてもらえます。話しかけやすいと思ってもらえているなら光栄ですね。ウェルカムです。ただ、びっくりして『あ、ああ……ぁあ……どうも』みたいな感じで挙動不審になっていることもありますが、そういう反応も僕らしいなぁと思っていただければと(笑)」
現在、声優として第一線で活躍している白井だが、本人は自分のことを「まだまだ」と語る。