広島の監督経験者でもある達川光男氏が語った

広島の監督経験者でもある達川光男氏が語った

 セ・リーグは現在、ヤクルトが独走しているが、2位の巨人以下は団子状態。広島は6月21日からの阪神との3位4位の攻防戦で、2勝1分と突き放してAクラスとなる3位をキープしている。達川氏は秋山加入によって「広島の戦い方が変わる」と力を込める。

「侍ジャパンで一緒にプレーした會澤翼(34)や菊池涼介(32)、大瀬良大地(31)らがいる。すぐに溶け込めると思うよ。1番センターで使うんじゃないですか。西武では3番を打ったが、1番のほうが怖い。ランナーを返すより、リードオフマンとして試合開始とともに相手に与えるプレッシャーは大きい。選球眼もいいし、打つほうもシーズン最多216安打の日本記録を持っている。1番を秋山に任せ、菊池を3番に据えれば、広島の野球は強くなると思うよ。あの他人を褒めない(ソフトバンクの)柳田悠岐(33)が“秋山は凄い”と認めていたよ」

 今シーズンの広島は阪神に9勝0敗2分で圧倒しているが、「来日してみないとわからないという外国人選手と違い、日本で実績がある秋山の加入でカープを苦手にしているタイガースはますます厳しくなるだろうね」と達川氏は力説。秋山加入で、交流戦を経てようやく上向いてきた阪神のCS進出に暗雲が立ちこめることになるのか。

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