そうしたなか、政府は7~9月に2015年度以来となる全国規模の節電要請を行なった。11か月連続となる7月からの電気料金値上げもあり、今夏はエアコンの使用控え圧力が懸念されるという。
「脱炭素化が進むなか、火力発電所の休廃止が増えていることを背景に、今夏は深刻な電力不足が予想されています。政府による節電要請や電力大手10社の料金値上げなど、エアコンの連続使用が憚られる状況となりそうです。高齢の方などエアコンの冷風に抵抗感を持つ人も少なくないと言われ、ますますエアコン控えが顕著になるのでは」(同前)
今シーズン、まだエアコンをつけていない人は早めの試運転をして、夏本番は適切に冷房を使うことが必要になるだろう。
※週刊ポスト2022年7月8・15日号