「ニュースを観て、2人で誘い合わせて電車で来ました。政治のことはよく知らないし、自民党支持じゃないけど、安倍さんは尊敬できる人、信頼できる人でした。政治家は他に今の総理大臣の人くらいしか顔はわからないけど、安倍さんはTikTokとかでも顔出てくるし、親しみやすい感じはあります」
献花後は「映画見て帰ろうと思います」と言って去っていった。
20代も多い。24歳の女性会社員2人組は、このために大阪で期日前投票を済ませたという。涙を流しながら話した。
「ずっと応援していました。自民党を支持しているというより、安倍さんのファンでした。テレビよりはネット、TwitterとかYouTubeとかを観て、安倍さんのことを応援してました。メディアでは批判されることがあっても、安倍さんはいい意味で気にしないで頑張ってたので……コロナの時の『うちで踊ろう』動画も叩かれましたけど、安倍さん以外はああいうことやらないじゃないですか。それをネットで面白くいじれるのも安倍さんだからだと思う。『うちで踊ろう』を観て、そのときは大学生でしたけど、『安倍さんおもしろ』ってみんなで盛り上がりましたもん。今日はせめて手だけ合わせようと思って。
事件当日は何も手につきませんでした。きょうは40分くらい並びましたけど、その間色々考えて、気持ちの整理がつきました。安倍さんがみんなに思われてたことがわかって嬉しいです」
事件がもたらした影響は、あまりにも大きい。