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参院選当選のガーシーこと東谷義和氏 本人不在でも「チラシに若者が群がる」珍現象

チラシをもらっていく人々

チラシは多くの人にもらわれていった

 安倍晋三氏の銃撃という衝撃的な事件を受けて迎えた参院選。自民党の圧勝に終わるなか話題を呼んだのが、NHK党の比例代表として立候補し当選したガーシーことYouTuberの東谷義和氏(50)だ。

 投開票日の深夜、日付が変わって7月11日未明に当選確実が伝えられると、「本当に疑心暗鬼のまま立花さんに乗せられながら、気づいたらいろんな暴露を全部先に立花さんにされたんですけど。でも立花さんについていって良かったなと思っています」「当選して終わりじゃない。ここからがスタート。みんな見といてください。国会で寝てるおっさん議員、全員たたき起こしますから。きっちりやったります」「戦々恐々としている方々、覚悟しといて下さい」などとコメントした。

 比例での得票数は28万4205票。日本維新の会や共産党で比例トップ当選した候補を軽く上回る数字を叩き出したガーシー。その人気ぶりは、選挙期間中から垣間見えていた。

 週刊ポスト取材班が、真っ赤な背景に「ガーシー」という白文字が大きく書かれた街宣車を目撃したのは6月25日のこと。車は、東京・銀座4丁目の歩行者天国内にある横断歩道に現われた。ガーシー本人はドバイにいるため、日本での選挙活動は同党党首の立花孝志氏が行なっていた。

 ちょうどこの翌日から主演ドラマ『オールドルーキー』(TBS系)が始まった俳優・綾野剛(40)の名前を出し、YouTubeで暴露した綾野の話を交えて東谷氏を紹介した立花氏。党が掲げる「NHKのスクランブル放送の実現」の政策もそこそこに、ひたすら東谷氏によるYouTubeの暴露話を紹介する演説を繰り広げていた。

 街宣車の周りには20~50代と思しき若者や中高年が100人ほど群がっており、立花氏が拳を振り上げると、あわせてこぶしを振り上げて雄叫びを上げるシーンも。通りすがりの人たちの多くも目立つ街宣車に目を向け、スマホで撮影している人もいた。

 演説中にはスタッフが「嘘の正義より真実の悪」と書かれた東谷氏の顔写真入りチラシを配布していたが、そこにも若者たちが群がっていた。

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