菅原文太さんへも尊敬の思いがにじむ言葉が贈られた

菅原文太さんへも尊敬の思いがにじむ言葉が贈られた

●菅原文子さん(79才) 菅原文太さん(享年81)
「お前はダメだと見捨てられないように生きたい」

 東映を支えた大スターである文太さんに「女房が社長でおれは使用人」と言わしめ、“婦唱夫随”という言葉がぴったりな夫婦だった。没後のインタビューで文子さんが語った言葉には、文太さんへの尊敬の思いがにじんでいた。

「姿が消えただけで、魂、心、精神は、志を同じくする人と共にいまも生きています」

 文子さんはいまも、かつて夫婦で取り組んだ無農薬有機農業などの活動を続けている。

●うつみ宮土理(79才) 愛川欽也さん(享年80)
「天からキンキンの声が聞こえてくるような気がします。『笑うんだよ。明るくしなよ』」

 しのぶ会でうつみは、愛川さんが好きだと言ってくれた「明るくてさっぱりした妻」であろうと、自らに言い聞かせるように言葉を紡いだ。あふれる涙を止めることができず「心の中に大きな穴がぽっかりあいてしまいまして、その穴は埋め尽くせないでいます」と声を震わせた葬儀から一転、「キンキンは明るくて楽しいことが大好きなので」と笑顔を見せた。

●大竹しのぶ(65才) 服部晴治さん(享年47)
「5年で逝っちゃったけど、私は10年分も20年分も、もっともっと愛されていました」

 結婚からわずか1年で、服部さんが余命1年の宣告を受けるも、大竹は「私が治してみせる」と闘病生活に寄り添った。当時(1980年代)は本人に余命宣告はしない時代。「これほど苦痛なお芝居はない」と葛藤しながら、“普通の妻”を演じ続けた。

「桜の季節に一緒に桜を見に行くというただそれだけのことが、本当に幸せでした」

 5年で幕を閉じた結婚生活を「しっかりとかみしめながら生きていきました」と振り返った。

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