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“4630万円誤振込”田口翔被告、ヒカルの会社「究極のブロッコリーと鶏胸肉」での任務とは

Twitterアカウントを開設した田口翔被告

Twitterアカウントも開設していた田口翔被告は坊主姿に

 大人気YouTuberのヒカル(31)が、8月1日に新しい動画を公開した。同日に保釈されたばかりの“4630万円誤振込騒動”の田口翔被告(24)が登場し、今後はヒカルの会社で働くことを報告した。

 この騒動は今年5月、山口県阿武町が新型コロナ対策関連の給付金4630万円を誤って1世帯に振り込んだことから始まった。誤送金を受けた24歳男性は、「空き家バンク」制度で同町に移住してきた人物だった。その後、男性が雲隠れしたため、阿武町役場は実名、さらに住所の公開に踏み切った。そして5月18日、山口県警が電子計算機使用詐欺の疑いで田口被告を逮捕していたのだ。

 8月1日、田口被告が勾留先の山口南署から保釈された。黒いスーツを着た田口被告は、山口南署から出ると深々と一礼。白いマスクを着けていたのに加え、長髪が強風で乱れたせいで、その表情はほとんど見えなかった。その後、田口被告の弁護人は、およそ340万円の資金提供を申し出た“ホワイトナイト”の正体がYouTuberのヒカルだったことを明かした。田口被告は今後、ヒカルの関係する会社で山口県から在宅で働き、借りた金を返済していくという。保釈のとき、車の中ではヒカルが待ち構えていた。

「この『ヒカルの関係する会社』というのは、QBTこと『究極のブロッコリーと鶏胸肉』です。その名の通り、低糖質食であるブロッコリーと鶏胸肉にこだわったメニューを提供する飲食ブランドで、全国の飲食店と提携し、デリバリーやテイクアウトで展開しています。メディアで紹介される機会も多く、ヒカルのほかにも手越祐也やてんちむといった人気YouTuberが取り上げてきました」(全国紙記者)

 実は田口被告に目をつけるYouTuberはヒカル以外にもいた。元迷惑系YouTuberのへずまりゅう(31)は5月16日、〈俺がお前の4630万円肩代わりしちゃるけ皆んなにお金返さんか?〉〈変わりたいならDMしてこい〉と呼びかけていた。YouTuberで格闘家のシバター(36)も「お前を4630万円で10年間雇ってやる」と動画内で提案。では、ヒカルが手を差し伸べた意図とは──。

「田口被告がこれから働く『究極のブロッコリーと鶏胸肉』の運営会社は今年3月、ヒカルが率いる株式会社ReZARDと資本業務提携を結んでいます。なんとヒカルは田口被告の保釈金250万円も支払ったといいます。それだけ『究極のブロッコリーと鶏胸肉』の広告塔としての役割に期待しているのでしょう。まずは同社で、ネットの仕事を任せるそうです。

 これから田口被告は、ヒカルが出してくれたという保釈金250万円と、民事裁判で町側から上乗せして支払うよう求められた弁護士費用・訴訟費用を用立てるために働くと見られます。後者は約500万円とされていますが、具体的な金額は裁判で争うようです」(前出・全国紙記者)

 ヒカルのもとで心機一転、立ち直ることができるだろうか。

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