芸能

風吹ジュン、父と53年ぶりの再会で心境に変化 “父を奪った女性”に感謝の心意気

風吹ジュンが父を亡くしていた

風吹ジュンが父を亡くし、その思いを語っていた(写真は2021年11月)

《そんな父も、去年亡くなりました。(中略)今では、母から父を奪った女性に感謝すらしています》

 風吹ジュン(70才)は父との別れを、雑誌『HERS』(2022年夏号)のインタビューでこう明かした。この言葉の意味を理解するには、彼女の波乱に満ちた人生を知る必要がある。

 風吹は1952年に富山県で生まれたが、これまで郷愁にかられることは少なかった。つらい思い出が多かったからだ。原因は父の女性関係だった。

「高校教師だったお父さんには、愛人がいたようです。その愛人宅に、幼い風吹さんを連れて行くこともあったとか。不倫が発覚してからは両親のけんかが絶えなくなり、風吹さんが小学5年生のときに両親は離婚しています」(芸能関係者)

 3つ上の兄と母のもとで暮らすことになった風吹。しかし生活は困窮。風吹は母の内職を手伝って家計を支えた。母は風吹が中学2年生のときに、離婚時の慰謝料でスナックを開くも、経営難でわずか半年で閉店。すると風吹は母から「もうアンタの面倒は見られない」と告げられ、突然、先に家を出ていた兄のもとに送りつけられてしまう。いわば、家族崩壊──。

 中学卒業後は進学せず、青春を謳歌する同年代を横目に、レストランで住み込みで働きながら、必死に生きた。18才で上京し、20才でモデルデビューすると瞬く間に人気者になった。

 プライベートでは1981年に音楽プロデューサーの男性と結婚。2人の子供に恵まれるも1992年に離婚した。シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘し、女手ひとつで子供を育て上げた。2011年末からは新たなパートナーと交際し、現在は同棲中だという。紆余曲折を経て、曲がりなりにも平穏な生活を送っていた風吹に、予期せぬ連絡が入ったのは2015年のこと。

「親戚から、お父様が倒れたという連絡があったそうです。奈良県の病院に入院しているから、会いに来てはどうか、というものでした。両親の離婚以来会ってはいなかったし、何より“自分は捨てられた”という意識を持っていた。そんな思いだったため、会うことを躊躇したそうです。

 でもそのとき、風吹さんは連続テレビ小説『あさが来た』(NHK/2015年)の撮影で、奈良に近い大阪に滞在中で“これは何かに呼ばれているのかもしれない”と感じて、入院中のお父様に会いに行くことを決意したそうです」(前出・芸能関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

日本中を震撼させた事件の初公判が行われた
【絶望の浴室】瑠奈被告(30)が「おじさんの頭持って帰ってきた」…頭部を見た母は「この世の地獄がここにある」 ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
ギリシャ訪問を無事終えられた佳子さま(時事通信フォト)
佳子さま、ギリシャ訪問時のファッション報道がフィーバー「北風と太陽」注目されるプリンセスの動向
NEWSポストセブン
容疑者
《ススキノ・ホテル殺人》初公判で判明した「瑠奈ファースト」な一家の歪み「母親が書いた奴隷誓約書」「父親はドライバーさん」
NEWSポストセブン
【初主演海外ドラマが続編決定】山下智久、ワールドワイドな活躍を支える「夜遊びやめてジム通い」「家族による万全のサポート」
【初主演海外ドラマが続編決定】山下智久、ワールドワイドな活躍を支える「夜遊びやめてジム通い」「家族による万全のサポート」
女性セブン
愛子さま
愛子さま、近い立場で他愛のない話をできるのは佳子さまだけ 「どこのコスメを使われているのですか?」と真剣に相談も
女性セブン
小学館が公表した「調査報告書」より抜粋
ドラマ『セクシー田中さん』脚本家の交代要請は妥当だったのか 小学館調査報告書のポイント
NEWSポストセブン
黒柳徹子のミュージアムができる
【人生の集大成】黒柳徹子の“ミュージアム”が軽井沢に建設中 計画をリードするのは“ビーズ界のカリスマ”
女性セブン
“渡される側”のリアルを明かす田原総一朗氏(写真/共同通信社)
【証言・官房機密費】田原総一朗氏が明かす“渡される側”のリアル 和服の女性が渡した紙袋に入っていた「100万円の封筒が10個」
週刊ポスト
世界で活躍する真田
【全文公開】真田広之がサシ飲みでエール 俳優転身の次男・手塚日南人が明かす“知られざる離婚後の家族関係”
女性セブン
手指のこわばりなど体調不安を抱えられている(5月、奈良県奈良市
美智子さま「皇位継承問題に口出し」報道の波紋 女性皇族を巡る議論に水を差す結果に雅子さまは静かにお怒りか
女性セブン
兄弟
《愛情秘話》平野紫耀&莉玖兄弟、病気を乗り越え育ててくれた母への感謝「頑張っているのは親のため」「ダンスに関しては厳しかった」
女性セブン
高橋一生&飯豊まりえ
福山雅治&吹石一恵、向井理&国仲涼子、高橋一生&飯豊まりえ…「共演夫婦」の公私にわたる絶妙なパワーバランス
女性セブン