X社が開発を進める宮古島の土地。1200坪だという
「X社は、地元の農家の方から信じられないぐらい格安で希少価値の高い土地を入手しています。うまくやったもんだと思っていましたが、後で大野さんの会社だと知って驚きました。どうもX社は大野さんではなく、A氏というビジネスパートナーが取り仕切っているようです。交渉術に長けている人物のようですね」(前出・不動産関係者)
X社の登記簿謄本には代表取締役はA氏とあり、大野の名前はない。実は大野はX社以外にも複数の会社を持ち、不動産の管理や売買を行っている。購入、あるいは新築した物件は都内だけでも10軒以上。だが、入居者の大半はオーナーが大野であることは知らない。X社同様、ほかの会社もすべてA氏が代表者となっているからだ。
「友人たちは、この状況に驚いています。大野さんは近年“ゆっくり休みたい”と口にしていたし、だから活動休止したはず。それが蓋を開けてみると複数の会社を持ち、不動産ビジネスを拡大している。百歩譲って不動産投資は資産運用だと言えるかもしれませんが、本格的なリゾート経営となれば話は別。これは本当に大野さんが望んだことなのか、周囲からは心配の声が上がり始めています」(前出・大野の知人)
2019年1月に行われた嵐の活動休止会見で、大野はグループとしての活動を「いったん立ち止まり」、「違う景色を見てみたい」と語った。このときすでに宮古島の土地を手に入れていたようだが、会見ではこんなことも明かしている。
《釣りをしていても明日の仕事のことや、いろんなことが(頭に)入ってくる自分がいる。一回、自由になるために、お休みをするという思いもあります(中略)。何も気にせず絵を描いたり、縛られるものを一度払ったときに、自分が何を思って、何をするのかに興味があります》
A氏は“家族総出”で大野と深い関係
宮古島に足繁く通い、設計と開発を仕切ってきたのはA氏と島の関係者だという。大野が全幅の信頼を寄せるA氏とは、いかなる人物なのか。
「テレビ番組の制作会社の役員で、大野さんとは番組のADだった頃からの飲み仲間。その関係は20年近く続いているそうです。同年代ということもあり、釣りに行くときも、旅行に行くときも常に一緒でした」(芸能関係者)
人見知りの大野にとって、A氏といる時間が増えるほど、2人は友人以上の関係になっていったという。
「面倒見のいい人で、大野さんの引っ越しの手続きなんかもAさんがやってくれていた。まるで個人マネジャーのようですが、Aさんの場合、プライベートにも深く入り込んでいました。大野さんに女性を紹介することもあったそうです。逆に大野さんは、Aさんのためにお金を出すことを厭わなかった。Aさんは制作会社の役員といっても、不動産を買い漁るだけの資金は持ってませんでした。ほとんど大野さんのお金です。
2人で設立したX社の社名は、お互いの名前に由来しているようです。大野さんがオーナーのほかの会社ではAさんの親族も役員に入っているので、まさに“家族総出”で大野さんの周りを固めています」(前出・芸能関係者)