駐車場で撮影中のゆたぼんとお父さん
「すぐ近くで『よろしいですか』の断りもなしに突然撮影が始まりました。このご時世、旅行に行ったことがバレたら困るので、自分が動画に映り込んでいないか心配です。画像処理などしてくれたらいいのですが……。『ここで撮るぞ。ここで喋れ』と指示していて、お父さんのほうが撮影に熱心な印象でした」
ゆたぼんの旅を批判する人々の中には、クラウドファンディングの支援者も含まれている。
「不登校児の支援活動を期待していた人々は、ゆたぼんが全国各地の名物料理や観光スポットを楽しむ動画を見て、『ただ遊んでいるだけじゃないか』と違和感を覚えているようです。オンライン署名サイト『Change.org』では、『本来意図した活動をしないのであれば、日本一周を中止して支援者などに返金すべき』と求める署名活動も起こっているのです。不登校児の支援について、ゆたぼん側は“旅の目的のひとつ”、一部の支援者は“旅の主な目的”と捉える認識のズレがあったと言えるのかもしれません」(前出・芸能記者)
賛否両論が巻き起こる中、8月19日、ついにゆたぼんが「不登校の子に元気と勇気を与えてきた」と題した動画を公開した。動画には、不登校の中学1年生とその母親だという二人組が登場し、学校に行かない理由などを語り合い、ゆたぼんが「不登校は不幸じゃない。悪いことでも何でもない。不登校でも元気に過ごしていたらいい」と励ました。最後は相手の中学1年生とふたり一緒に「人生は冒険だ!」の決めポーズもしている。
今回の動画には〈少しゆたぼんのことを見直した〉というコメントも寄せられており、プロジェクトの信頼回復に繋がってはいるようだ。はたして、ゆたぼんは支援者が納得する形で、日本一周を達成できるのだろうか──。