芸能

天野ひろゆき 小田和正の『言葉にできない』で「大人を知った気がしました」

天野ひろゆきが思い出に残る小田和正の曲を振り返る

天野ひろゆきが思い出に残る小田和正の曲を振り返る

 70代を超えていまだ変わらぬ美声を誇る小田和正(74才)には、芸能人のファンも多い。お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆき(52才)の小田との出会いは小学生の頃。天野が“思い出の1曲”について語る。

 * * *
 私にとって『言葉にできない』は、大人の世界を垣間見せてくれた楽曲です。

 兄の影響でオフコースや小田和正さんを聴き始めました。当時、小学生で歌詞の意味は理解できなかったけど、美しいメロディが耳に心地よかった。「あなたが大好き」みたいなアイドルの歌も好きでしたが、テレビに出ないオフコースを知っているだけでも、大人びた気持ちがしたものです。

『言葉にできない』は、恋や夢など、さまざまな「言葉にできない」場面が表現されます。でも、修学旅行前日の嬉しさだって言葉にできません。子どもながらに「言葉にできない」大人の複雑な感情に共感していたんだと思うのです。陳腐な言葉より、「あ~」とか「う~」の方がしっくりくる。曲を理解するほど「大人を知った」気がしました。

 今回の取材を受けて改めて、小田和正さんの素晴らしさは「言葉にできない」と感じました。

【プロフィール】
天野ひろゆき(あまの・ひろゆき)/1970年生まれ、愛知県出身。1991年にウド鈴木とお笑いコンビキャイ~ンを結成。YouTubeチャンネル「キャイ~ンのティアチャンネル」も配信中

取材・文/小野雅彦

※週刊ポスト2022年9月2日号

関連記事

トピックス

雅子さま、フレッシュグリーンのお召し物で全国植樹祭にご出席 未来を担う“幼苗”と緑風の笑顔
雅子さま、フレッシュグリーンのお召し物で全国植樹祭にご出席 未来を担う“幼苗”と緑風の笑顔
女性セブン
「マッコリお兄さん」というあだ名だった瀬川容疑者
《川口・タクシー運転手銃撃》68歳容疑者のあだ名は「マッコリお兄さん」韓国パブで“豪遊”も恐れられていた「凶暴な性格」
NEWSポストセブン
『EXPO 2025 大阪・関西万博』のプロデューサーも務める小橋賢児さん
《人気絶頂で姿を消した俳優・小橋賢児の現在》「すべてが嘘のように感じて」“新聞配達”“彼女からの三行半”引きこもり生活でわかったこと
NEWSポストセブン
NEWS7から姿を消した川崎アナ
《局内結婚報道も》NHK“エース候補”女子アナが「ニュース7」から姿を消した真相「社内トラブルで心が折れた」夫婦揃って“番組降板”の理由
NEWSポストセブン
奥田瑛二
映画『かくしごと』で認知症の老人を演じた奥田瑛二、俳優としての覚悟を語る「羞恥心、プライドはゼロ。ただ自尊心だけは持っている」
女性セブン
菅原一秀(首相官邸公式サイトより)と岡安弥生(セント・フォース公式サイトより)
《室井佑月はタワマンから家賃5万円ボロビルに》「政治家の妻になると仕事が激減する」で菅原一秀前議員と結婚した岡安弥生アナはどうなる?
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【厳戒態勢】「組長がついた餅を我先に口に」「樽酒は愛知の有名蔵元」六代目山口組機関紙でわかった「ハイブランド餅つき」の全容
NEWSポストセブン
今シーズンから4人体制に
《ロコ・ソラーレの功労者メンバーが電撃脱退》五輪メダル獲得に貢献のカーリング娘がチームを去った背景
NEWSポストセブン
真美子夫人とデコピンが観戦するためか
大谷翔平、巨額契約に盛り込まれた「ドジャースタジアムのスイートルーム1室確保」の条件、真美子夫人とデコピンが観戦するためか
女性セブン
「滝沢歌舞伎」でも9人での海外公演は叶わなかった
Snow Man、弾丸日程で“バルセロナ極秘集結”舞台裏 9人の強い直談判に応えてスケジュール調整、「新しい自分たちを見せたい」という決意
女性セブン
亡くなったシャニさん(本人のSNSより)
《黒ずんだネックレスが…》ハマスに連れ去られた22歳女性、両親のもとに戻ってきた「遺品」が発する“無言のメッセージ”
NEWSポストセブン
主犯の十枝内容疑者(左)共犯の市ノ渡容疑者(SNSより)
【青森密閉殺人】「いつも泣いている」被害者呼び出し役の女性共犯者は昼夜問わず子供4人のために働くシングルマザー「主犯と愛人関係ではありません」友人が明かす涙と後悔の日々
NEWSポストセブン