香取慎吾

2015年11月のパラサポとパラリンピック競技団体との共同オフィスオープンにあわせてエントランス壁面に描いた記念壁画をレゴブロックで再現したレプリカ(撮影/平野哲郎)

 が、彼らに代わって立ち上がったのがSMAPファンだった。「SMAPが教えてくれたパラリンピックをこれからも応援したい」と、メンバーが誰も参加しないイベントであっても、多くのSMAPファンが会場を訪れ、盛り上げたこともある。これには日本財団パラスポーツサポートセンターの広報マンらは大いに驚き、SMAPファンらの行動に心から感謝していたのを覚えている。

 果たして、2017年11月、「新しい地図」の稲垣、草なぎ、香取が、「日本財団パラスポーツサポートセンターのスペシャルサポーター」に就任。翌2018年7月には、前述の『雨上がりのステップ』の売上全額を寄付する贈呈式が開催された。3人は、IPCパーソンズ会長より、東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使を要請され、その場で快諾。「東京2020パラリンピック」の聖火到着式では最終聖火ランナーを務め、期間中はSNSなどでの情報発信やメダルプレゼンターを務めるなどの活動をしてきた。

「東京2020」が終わりではなく始まり

 なかでも、応援団長ともいうべき存在が香取だった。朝日新聞の月イチ連載「慎吾とゆくパラロード」では各競技の代表選手にインタビュー。実際に彼らと対戦したり、競技用の道具に触れたり、関連施設にも出向いたりして精力的、かつ、香取らしい温かみのある記事に仕上げていた。

「パラリンピック」関連と聞けば、地方局からのインタビューにも快く応じていた香取。「東京2020パラリンピック」開催中も、以前から親交があった「ボッチャ」の杉村英孝選手が金メダルを獲得した際には、「凄い!かっこいい!やったー! 金メダル獲得!!おめでとうございます!ボッチャやりたーい!」とツイートし、“1.8万いいね”。

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