自身のブログで公開した、放射線治療で赤く焼けた首
皮膚を守る保護シートを貼った様子。3~7日できれいに治るとはいうが痛々しい
弱気な言葉が目立ち始めた
なぜ彼女はつらい闘病を、ここまで赤裸々に明かすのか。その理由は、60才で始めた終活にある。秋野は終活を「生きるための活動」と位置づけ、健康維持には特に力を入れていた。
「“健康でなければやりたいことができない。私は死ぬ瞬間まで元気でいたい”が彼女のモットーでした。健康に気をつけて週に2〜3回運動し、入浴や睡眠、心の健康にも気を配ってよく笑うことを心がけていたんです。大好きだったアルコールも、ここ数年やめていました。SNSでも健康法を積極的に披露し、健康をテーマにした講演も人気を博していました」(芸能関係者)
そんななかで判明した、がんという過酷な現実。だが、彼女は気落ちしてふさぎ込むことなく、ありのままの発信を続ける。
「人一倍健康に気を使っていたのに、がんになってしまった。本人も大きなショックでしたが、彼女は“ここまで気をつけていても病気になるんだ”ということを多くの人に知ってもらいたいそうなんです。それにこれまで自分のことをオープンにしてきたのに、病気のときだけ“隠す”というのは、自分のなかでも納得がいかなかったのでしょう」(前出・秋野の知人)
秋野が見せる行動の背後には「世の中に恩返ししたい」との思いもあるという。
「秋野さんは、“多くの人に助けられて生きてきた”という気持ちが強い。だから、今度は自分の経験が誰かの支えになれば、との思いでブログを書いています。自分が懸命に病と闘う姿を伝えることで、同じ境遇にいる人たちに少しでも勇気や元気を与えられたらうれしいと考えているようです」(前出・秋野の知人)
実際、秋野のブログのコメント欄には闘病への激励とともに「勇気や希望をいただいています」「つらいときにもブログありがとうございます」との感謝が多く書き込まれる。ただ、今回のブログには気になる点もあるという。秋野をよく知る関係者がつぶやく。
「秋野さんはとてもポジティブな女性です。がんがわかったときも周囲の心配をよそに“暢子、がんばるね〜”と明るく話していました。
しかし、ブログでは胃ろうで大量に出血して眠れなくなった自分を《ビビリな私》と綴るなど、時折弱気になっている様子も見受けられるようになってきた。それだけ闘病生活が苦しくてしんどいことの表れなのでしょうが、彼女のことをよく知る者としては、ブログには書けない本音があるのではないかと心配になります」
治療期間は2〜3か月。つらい闘いはまだ続くが、彼女がブログで「寛解宣言」する日を、多くの人が待っている。
※女性セブン2022年9月8日号
8月9日には、点滴の写真とともに抗がん剤治療の2クール目が始まったことを報告。副作用も事細かくアップしている(画像はブログより)
多くのファンが驚いた、頭をそり上げた秋野の闘病姿(ブログより)