一体どういうことか。
「吉羽の本名は『ヨシバミカ』ですが、名義が『ヨシ“ハネ”ミカ』の口座を複数持っていると言っていました。偽名の口座なんて作れないだろうと指摘しましたが、『運転免許証にはフリガナがついていないから簡単に作れる』と悪びれることなく語っていました。
実際にその口座があるのかは分かりませんし、あったとして警察にバレている可能性もありますが、本人はまるで秘策のように語っていました」(同前)
吉羽容疑者は2007年に寝屋川市議に初当選。2選後は国政に挑戦し、2012年には当時の民主党で衆院選、2013年には新党大地で参院選、2017年には希望の党から衆院選に出馬するものの、いずれも落選。2019年に寝屋川市議選に再挑戦し当選、市議として再スタートを切っていた。
「吉羽は渡部から『自分も(渡部容疑者から『WAM』の事件をめぐる)手数料をもらっていなくて困っている』などと常日頃からお金への不満を口にしていた。『私も被害者』だというようにいつも不満を漏らしていました。ただ、こうした口座を作っていたのなら“やましいお金”ということは認識していたのではないでしょうか」(同前)