ダイアナ元妃(写真/ゲッティイメージズ)

エリザベス女王はダイアナ元妃に冷淡だったと言われる(写真/ゲッティイメージズ)

 メーガンさんとのタッグは、カミラ王妃にとってあり得ない選択ではないとの声もある。前述した「メーガンさんへの王室内での人種差別発言」について、今年7月に発言の主がカミラ王妃であったとの疑惑が報じられた。

「こうした状況でメーガンさんと和解すれば、カミラ王妃にとっては多様性や包摂性をアピールする絶好の機会になるでしょう」(木村さん)

 他方、より現実的な路線として考えられるのが、カミラ王妃とキャサリン妃の連携だ。

「良妻賢母であるキャサリン妃は英国内で女王に次ぐ人気を誇ります。一時の不人気から挽回したとはいえ、英国民には『やっぱりカミラは許せない』『化けの皮が剥がれるはず』との声もあり、新王妃への風当たりが強くなることが予想されます。このためカミラ王妃は絶大な国民人気を誇るキャサリン妃を味方にしたいはずです」(多賀さん)

 実際に今年7月、カミラ王妃は、キャサリン妃が撮影した自身の写真で英雑誌の表紙を飾り、義理の娘との「仲よしアピール」に励んだ。悪評の多い2人を相手にするキャサリン妃は、自ら前に出なくても周りが自分を持ち上げることを知っている。英王室ウォッチャーのにしぐち瑞穂さんが語る。

「いまは王室がSNSを駆使してイメージ戦略を行う時代。女王亡き後は好感度が非常に高いキャサリン妃を主役にして、王室のイメージを上げる作戦を取るはずです。同時に、メーガンさんをいかに黙らせるかについても英王室は秘策を練っているのでしょう」

 新国王の公邸となるバッキンガム宮殿を舞台に、女の闘いを告げる号砲が鳴る。

※女性セブン2022年9月29日・10月6日号

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