芸能

神田沙也加さんの新アルバム発売プロジェクト「松田聖子は協力NG」の複雑な事情

紅白歌合戦に揃って出場した松田聖子と沙也加さん(2011年12月撮影)

告知の協力をお願いしたい候補者リストの中に、聖子の名前はないという(写真は2011年12月撮影)

 神田沙也加さん(享年35)が亡くなってからまもなく9か月。命日の12月18日に向け、新たな動きがあるという。新アルバムの発表が予定されているのだ。

「沙也加さんの新アルバムを2枚発売するというプロジェクトが進んでいます。1つは、沙也加さんが“もし神田沙也加がボカロキャラになったら”というテーマで歌ってきたボーカロイド曲のカバーのベスト盤で、未発表曲も収録される予定です。アルバムのタイトルには、生前、沙也加さんが“最後のCDのタイトルに入れたい”という意向を示していた『カーテンコール』という言葉が入っているといいます。

 もう1つはいわゆるベストアルバムで、10周年記念の際にリリースしたアルバム『LIBERTY』の収録曲を中心とした構成。聖子さんがコンサートで披露した『ever since』も収録されるそうです」(芸能関係者)

 プロジェクトは“可能な限り多くの人に作品を届けたい”という指針で進んでおり、大々的な宣伝が想定されているという。

「告知の協力をお願いしたい候補者リストなるものがあるのですが、そこには生前の沙也加さんと関係の深い人がズラリと並んでいるとか。

 大ヒット映画『アナと雪の女王』で共演した松たか子さん(45才)や、沙也加さんが“ママ”と呼んで心から慕っていた大地真央さん(66才)。ほかにも、20代の頃からの親友・中島美嘉さん(39才)、中学時代の同級生で声優の三森すずこさん(36才)らが宣伝協力者の候補に挙がっているそうです」(前出・芸能関係者)

 生前、縁があった共演者や知人の名前が並ぶなか、最も近い存在である母・松田聖子(60才)の名前がそこにはないという。前出の芸能関係者が、重い口を開く。

「実は、聖子さんには協力を仰がないようにと、いわば“共演NG”のようなルールが共有されているのです。聖子さんサイドは、ライブで沙也加さんのことに言及していますし、楽曲も披露しているので、このルールには違和感を覚えざるをえません。ただ、聖子さんとしては、沙也加さんの作品で“利益を得た”とは絶対に言われたくない母としての思いもある。それだけに複雑な立場のなかで“NG”となったのかもしれません……」

 振り返れば、聖子と沙也加さんの確執は幾度となく報じられてきた。2人は“友達母娘”といわれるほど仲のよい時期もあった一方で、疎遠になっていた時期もあった。

「聖子さんが沙也加さんの恋愛についてことごとくダメ出しをしたことに対し、沙也加さんは『ママは好き勝手に恋愛しているのに、どうして私はダメなの!』と猛反発したそうです。10代の頃、ひとまわり上のギタリストとの交際を反対されたときには、警察沙汰になるほどの大げんかに発展したこともあったといいます」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン