『Team Seiko』のスエットで帰路についた9月上旬の松田聖子
2人の間に決定的な亀裂が入ったきっかけは、2014年、聖子が自身の兄が代表を務める“家族経営”の個人事務所を辞め、不倫疑惑が報じられた元マネジャーを引き連れ独立したことだという。
「沙也加さんは呆れかえり、聖子さんとの連絡を絶ちました。2017年、村田充さん(45才)と結婚した際も、沙也加さんは聖子さんを結婚式に招待せず、かかってきた電話にも出なかった。この7年はメールで連絡を取ることもなかったと聞いています」(沙也加さんの知人)
空白の時間が長かった母娘。しかし、どれだけ離れていても、聖子と沙也加さんが母娘であることに変わりはない。いつかまた、わかり合えるときが来る?聖子はそう信じていただろう。しかし、沙也加さんは旅立ってしまった。
「娘との予想もしない結末に、聖子さんは自責の念に駆られ、亡くなって9か月が経ついまも、沙也加さんに思いを馳せる日々だそうです。かつての沙也加さんの部屋でメイクをしたり、愛用していた手鏡を使ったり、急に思い立って、かつて沙也加さんが利用していたスタジオを訪れることもあるといいます」(音楽関係者)
沙也加さんは戻らない。それでも、いまから母として娘のためにしてあげられることは何か。聖子はその問いに向き合い続けているのだろう。ラストアルバムへの何らかの形での協力は、絶好の機会だったはずだが──。
「沙也加さんは生前、取材や収録などで『聖子さんに関する質問はNG』と決めていました。それを覆す前に亡くなってしまったことによって、聖子さんの“沙也加さんとの関係修復”への願いは断たれてしまった。結果、ラストアルバムへの協力も沙也加さんサイドからNGを出したままの形となりました。聖子さんにとってはつらいことでしょう」(前出・芸能関係者)
それでも自身のコンサートでは沙也加さんのことを語り、思い出の曲を歌う聖子。“共演NG”でも前を向き、今後も娘と“共演”し続けるだろう。
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号