トラス英首相(写真/アフロ)

トラス英首相(写真/アフロ)

●トラス英首相(47)
 ジョンソン前首相に代わって9月に新首相に就任。女王から任命を受けた最後の首相となった。葬儀では聖書を朗読し、女王をしのんだ。

アルベール2世 モナコ大公、シャルレーヌ公妃(GettyImages)

アルベール2世 モナコ大公、シャルレーヌ公妃(GettyImages)

●アルベール2世 モナコ大公(64)、シャルレーヌ公妃(44)
 ラップドレスの装いで参列したシャルレーヌ公妃は元南アフリカ代表の水泳選手。シドニーオリンピックにも出場し、5位入賞を果たすほどの実力の持ち主。

ラーニア ヨルダン王妃(GettyImages)

ラーニア ヨルダン王妃(GettyImages)

●ラーニア ヨルダン王妃(52)
 2004年には米TIME誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、美貌と知性の高さに注目が集まった。

 英国王室キャサリン妃研究科のにしぐち瑞穂さんが、エリザベス女王国葬にまつわる4つのことを徹底解説する。

【Q1】イギリスにおける葬儀のマナーを教えてください。

「そこは世界共通でまずは黒。そして、いちばん大事なのは肌の露出をしないこと。なので、スカート丈も含めて肌の露出をしないっていうことが何よりだと思います。あと、イギリスの場合は正装のマストアイテムなのが、帽子。さらにタイツじゃなくてストッキングがいいですね」(にしぐちさん・以下同)

【Q2】キャサリン妃のファッションはいかがでしたか。

「完璧でしたね。特に身につけているジュエリーに関してそう思いました。日本の考え方ではダイヤモンドが使われたりしているので派手だったり、どうなの?って捉えられるかもしれないですけども、イギリス的にはあれがパーフェクトだと思います。女王がお持ちだったものを身につけて出てきたのもとてもよかったですね」

【Q3】批判されたジョンソン前首相の妻・キャリー夫人の服装についてどう思われますか。

「ゴールドのネックレスにボタンとカバンが、ある意味では統一されていて、トータルコーディネートはできているように見えます。しかし、あのコーディネートはそもそも葬儀に適していませんね。やはり肌の露出をすることは日本と同じようにいちばんNGだと思います」

【Q4】世界から称賛された雅子さまのファッションについて解説をお願いします。

「肌の露出もなく、スカートの丈もきちんとしています。モーニングジュエリー(葬儀で着用するジュエリー)であるジェット(黒玉)もとても素敵でした。皇后陛下は、クラシックなデザインを選ばれているんですよね。スタイルとして本当に素晴らしく、ジェットがそれを象徴していますね」

【プロフィール】
にしぐち瑞穂/英国王室キャサリン妃研究家として長年、キャサリン妃を中心に英国王室をウォッチ。TVアナウンサーや雑誌等で幅広く活躍中。

※女性セブン2022年10月13日号

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