燃える赤いマフラーが似合う漢

燃える赤いマフラーが似合う漢(写真は2013年)

 猪木信者がいるのは芸能界だけではない。2012年2月に当時の天皇、現上皇陛下の心臓手術の執刀医を務めた、順天堂大学の天野篤医師も熱烈な猪木信者である。2012年5月に放送されたNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で肩に赤い闘魂タオルをかけながら「ヒーローはアントニオ猪木」と断言。後に対談が実現した際には、「高校生の頃からプロレスを見るのが好きで、猪木さんの大ファンでした。今日は、手術の前よりも緊張しています。猪木さんは、僕の憧れ中の憧れですからね」(『中央公論』2012年9月号)と興奮を隠しきれなかった。

 猪木が残した多大な影響は、彼ら猪木チルドレンを通じて、今後も日本を元気づけることだろう。

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