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永作博美の魅力を示す「S」の法則 30年来のファン、ペナルティ・ヒデが分析

永作博美の存在感はどこからくるのか(時事通信フォト)

永作博美の存在感はどこからくるのか(時事通信フォト)

 穏やかな母親役から小悪魔な美術講師、そして歴史上の姫君まで、何を演じても爪痕を残す女優・永作博美(52)。観る者を捉えて放さない永作の存在感の源泉を探った。【前後編の前編】

 10月スタートのNHK朝ドラ『舞いあがれ!』で、ヒロインの福原遥(24)を健気に支える母親を演じる永作。その衰えぬ美貌に驚嘆の声が上がっている。アイドル評論家の中森明夫氏が語る。

「小学3年生の子役の母親から福原さん演じる成長した娘の母親に時間が飛んでも、まったく違和感がない。SNSを見ていると、ヒロインより永作さんに関する話題のほうが多い印象です」

 いまでこそ大女優の永作だが、キャリアのスタートはアイドルだった。1989年、フジテレビのタレント育成講座「乙女塾」から誕生した3人グループ「ribbon」の一員として歌手デビュー。このとき永作は19歳だった。中森氏が振り返る。

「当時は一世を風靡した『おニャン子クラブ』が解散したばかり。その後、1997年に『モーニング娘。』が登場するまで約10年間は“アイドル冬の時代”と呼ばれ、その頃にデビューしたアイドルグループはパッとしなかった。ribbonもブレイクしきれませんでした」

 そんな時代でも永作を追いかける人はいた。「乙女塾」時代から永作の大ファンだと公言するお笑いコンビ「ペナルティ」のヒデが語る。

「永作さんの魅力は、なんといっても『S』の法則です。清楚のS、スマイルのS、ささやかのS、素朴のS、全てを持っていたんです。前へ前へと出るのではなく、控えめな子に見えました。デビュー曲もセンターではなかった。でも、いつしか永作さんがセンターに変わったんです。僕の目は正しかったと思う半面、彼女の魅力に気付かれてしまった、という複雑な気持ちでした」

 ヒデは1990年代半ば、永作とテレビで共演する。

「彼女がアシスタントを務めたバラエティー番組『はなきんデータランド』(テレビ朝日系)に出演した時、初めてお会いしました。高校時代から好きだった女性が目の前にいるんですから、もうドキドキしちゃって。彼女は僕の目をしっかり見ながら、『永作博美です。よろしくお願いします』と丁寧に挨拶してくれた。無名の僕らに低姿勢で接してくれて涙が出そうでした」

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