山田久志氏のWBCベストオーダー
当然、コンバートも発生する。栗山監督は11月の強化試合では本職が二塁手のDeNA・牧秀悟(24)を一塁手として起用した。だが岩村氏は、牧ではなくヤクルト・村上宗隆(22)を一塁に置いた。
「三塁は巨人の岡本(和真)君(26)を起用したい。岡本君は右の大砲という意味で5番や6番に適任だし、三塁の守備の上手さは村上より上です。牧君を使えなくなりますが、贅沢な悩みですね」
外野手では3人全員が「ライト・鈴木誠也(28)」で一致。残りはレッドソックス入りが決まった吉田正尚(29)やソフトバンクに移籍したヒットメーカー・近藤健介(29)、ヤクルトの塩見や俊足の阪神・近本光司(28)らを選んだ。
この通り各ポジションにスター選手が揃うため、下位打線でも迫力は抜群。岩村氏は「7~9番の組み方が大事」だと言う。
「僕は8番に源田君、9番に近藤君を置きました。僕自身、2009年の時に9番を打ちましたが、DH制だと1番に繋げるとチャンスが広がるので出塁率の高い近藤君はかなり怖い9番になると思います」
※週刊ポスト2023年1月1・6日号