クラーク国際との試合では、コールド勝ちを決める殊勲打を放った境

クラーク国際との試合では、コールド勝ちを決める殊勲打を放った境

どこよりも考えて選手を獲っている

 常勝軍団の大阪桐蔭がすべての公式戦に勝利すると仮定した場合、春のセンバツから春季大会、夏の地方大会と甲子園、秋季大会、国体、そして明治神宮大会と、切れ目なく公式戦に出場することになる。それゆえ、公式戦を戦いながら、全体の底上げをしていかなければならない。

 それを可能とするのは、やはり同校のスカウティング力だ。中学生の早い段階から情報を集め、関係者を通じて声をかけていく。数年先の大阪桐蔭を見据えながら、寮の部屋数の関係上、一学年およそ20人の編成をしていくが、U-15侍ジャパンなど、中学野球の代表歴を持つ選手が集まる同校に対しては、「集めすぎ」の批判も少なくない(筆者自身は、全国から選手を集めていると同時に、有望選手から「選ばれている」のが実状だと思っている)。

 そうした声を、西谷監督にぶつけた。

「どうとも思わないですね。どこの学校でもやっていることで、たまたまうちだけが批判されてしまう。どんなに良い選手であっても、ポジションがかぶれば獲らない場合もある。20人しか獲れないので、ポジションとかを考えて獲っている。どこ(の学校)よりも考えて獲っているつもりです。批判は何も気にしていないです」

 打倒・大阪桐蔭--。それは2022年夏の甲子園を制した仙台育英でさえも掲げる目標だ。だが、大阪桐蔭と、大阪桐蔭を率いる西谷監督に慢心はなく、揺らぎは微塵もない。2023年も、大阪桐蔭は高校野球の中心であり、頂点に立ち続ける。

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