『東京秘密基地』のセラピスト(HPより)
もちろん本番行為はNGだが、それ以外はセラピストが対応できる範囲で要望に応えるという。
月に一度は『東京秘密基地』を利用するというA子さん(49才)は、初めての利用時には相当な勇気が必要だったと振り返る。
「夫とは10年間のレスです。過去には性欲を満たすために、不倫していたこともあります。でも相手が本気になっちゃって、別れ話を切り出したら私との関係を夫にバラすと脅されて‥‥そんなときにネットで女性用風俗店の存在を知ったのです。実際に利用するまでには1年も悩みました。ネットでの口コミ検索を繰り返して、やっとの思いで予約の電話をしたんです」
A子さんはその利用しやすさに驚いたという。
「快感は得たいけれども、不倫はしたくないという気持ちが強いんです。女性用風俗店でのプレーは不倫ではないし、あくまでもマッサージという位置づけで自分を納得させられるんです。そのおかげで後ろめたさもなく楽しめています」(A子さん)
現在、『東京秘密基地』では数か月待ちの人気セラピストも存在する。代表の一条さんは、その背景をこう分析している。
「ベッドでは男性が主役と考えている夫婦(カップル)が多い。そのため演技をしたり、がまんしている女性も少なくないんです。性交痛を感じても、“痛い”と言えないかたもいます。彼女たちが満たされていない理由はさまざま。なかにはプレーよりも話を聞いてほしいだけのかたもいます。人気セラピストはそういった女性を癒すタイプが多いですね」
一方で、なかには風営法の許可を得ていない違法店も存在する。
「違法店のなかには、自分の性欲を満たすことを目的とした自称セラピストもいます。トラブルに発展して泣き寝入りする女性も少なくない。しっかりと情報収集をした上で利用すべきです」(前出・風俗業界に詳しいライター)
件のLINE流出騒動以降、「女性用風俗店」に問い合わせる女性は急増しているという。
※女性セブン2023年1月19・26日号