これからのブラザー・コーン
現在は趣味のボウリングにどハマり中
これからの時代はもう芸能の仕事だけで食べていくのは難しいと思っています。まずはビジネス。そのひとつが2019年に始めた銀座のバーです。コロナで打撃を受けて今は休んでいますけど、来年3月過ぎぐらいにまた別の場所で再開したい。ほかにも、ボウリングの持ち運びに使うバッグをプロデュースしたりしています。芸能の仕事をなめているわけじゃなくて、そういう時代になったということだと思います。
この数年はひたすらボウリングをしています。10年ほど前まではゴルフにハマッていたんですけど、筋トレで左肩を痛めてからは、右手でできるボウリングにチェンジ。最初は肉離れはするわ、ばね指になるわ、で大変でした。でも、凝り性だからやめられない。都内7か所のボウリング場に2個ずつ、地方にも2か所にマイボウルを置いて、週に何日もやっています。
最高得点は287ピン。この春にプロテストを受験しました。ダメでしたけど、来年も挑戦しますよ!
体はボウリングをやることで調整されているな、と感じますけど、歌詞が急に飛んじゃったり、やっぱり衰えは感じます。よく何でも逆に言う業界用語を使うとか言われるんですけど、あれは東京のミュージシャンたちが使ってた言葉で、お客さんの前で話すときに意味がわからないようにするためにギャラを“ラーギャ”、ギターを“ターギ”とか言うんです。
この前、中山ヒデ(秀征)ちゃんと会ったときに“チャンヒデシクヨロ”と話して盛り上がりました。あれは脳トレになるんじゃないかな。今も仲間うちでは使いますよ。業界用語を練習する本を出したらどうかな、と思ったこともありますけど小学館さんどうですか(笑)?
(了。第1回から読む)
取材・文/中野裕子(ジャーナリスト)