芸能

《紅白歌合戦》ブラザー・コーン「大晦日の2日前に出演オファーが来た」今だから明かす1991年繰り上げ出場の舞台裏【インタビュー♯1】

インタビューに応じたブラザー・コーンさん

インタビューに応じたブラザー・コーンさん

 まもなく2022年も終わり。大晦日の夜には、今も『NHK紅白歌合戦』を見るのが恒例、という人もいるだろう。31年前の1991年、NHKホールのステージで『WON’T BE LONG』を歌い上げたのが男性デュオのバブルガム・ブラザーズ。デュオの1人で、同曲の作詞作曲も手がけたブラザー・コーンさん。67歳になった現在もソロで音楽を続けるほか、身体を張った挑戦をするなど新しい動きを見せている。コーンさんが目指す先はどこなのか。まずはコーンさんに「大晦日の2日前に出演オファーが来た」という前代未聞の紅白裏話から聞いた。【全3回の第1回】

 * * *
 随分、前の話ですけど、何から話しましょうか。まず、紅白に出場したのは36歳のとき。直前に出場辞退したHOUND DOGのピンチヒッターでした(※発表されていた歌唱曲「ff(フォルテッシモ)」の変更を要請もNHKが認めず、出場を辞退した)。所属レコード会社のソニーのプロデューサーから、「NHKから繰り上げ当選で打診があったんだけど、どうする?」と電話がかかってきたのは大晦日の2日前。

「出るに決まってんだろ!」と即答しましたよ。それまでライブとかでは「紅白なんて似合わねぇ、出るわけないじゃんyea!」なんて言っていたのに(笑)。当時の紅白には権威があって、「紅白に出たら営業のギャラが10倍になる」と聞いていたから、出ないなんて手はなかったんですよ。

 でも、オファーの電話があったとき、オレらはニューヨークにいたんです。紅白出場の候補にはあがっていたんですけど、どうせ出られないだろうと思っていたから、年末にニューヨークでの仕事の予定を入れていました。12月25、26日頃に行って、そのままニューヨークで年越しをするつもりで。だから、出演が決まってから慌てて帰国。当然、衣装も用意していなかったので、スタイリストが一晩寝ないで作ってくれました。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン