外食派も自炊派も食材選びがやせ体質のカギ
保健師、ダイエット講師の松田リエ氏
「食事の量は減らさなくていい。たんぱく質を中心とした食材を選んでバランスを整えるだけで、正月太りは解消できます」
こうアドバイスする松田リエ氏は、看護師や保健師の経験をベースにダイエット講師として活躍してきた。著書『ずぼら瞬食ダイエット』では、瞬く間に作れる簡単な料理で健康的にやせる「瞬食」の理論やレシピを伝えている。
ダイエット食の基本は糖質制限と思われがちだが、糖質たっぷりの白飯や麺を完全に断ち切ろうとする人ほどダイエットは頓挫しやすい。松田氏によると、肉、魚、大豆、乳製品などたんぱく質多めの食材選びが食事改善のカギだ。食べて満足感があるほか、たんぱく質には食後の体温を上げて脂肪を燃焼させやすくする効果もある。
コロナ禍では、今まで料理に縁のなかった人も手料理に挑戦する機会が増えた。そんなビギナーも含めた自炊派には、加熱済みでたんぱく質が豊富なサバ缶やツナ缶を活用するレシピが、時短にもなるダイエット食としてオススメだという。
外食が続くとしても、メニュー選びを工夫すればダイエットは可能だ。
「ラーメン屋では、麺を半量にして野菜や卵を増やすこと。コンビニ弁当なら、野菜、きのこ、海藻を使った副菜も一緒に買うと、ビタミンを上手に補えて健康的にやせられますよ」
瞬時に完成「やせレシピ」
※週刊ポスト2023年1月13・20日号