ライフ

チキップダンサーズ、くまうさ作者インタビュー サンエックスの人気キャラはどう生まれたのか

aa

アニメも放送されている「チキップダンサーズ」は、原案は3つのキャラクター(画像出典/『サンエックス90周年 みんなの生まれたところの話 うちのコたちの大図鑑 たれぱんだ・リラックマ・すみっコぐらし』(主婦と生活社)(C)2023 SAN-X CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. (C)San-X/チキップダンサーズおどるん会)

 たれぱんだ、リラックマ、すみっコぐらしなど、ちょっぴりネガティブでありながらも、立体的なかわいさがあるサンエックスのオリジナルキャラクター。その種類は、1000を超えるという。そんなサンエックスの人気キャラクターを生み出しているのが、自社デザイナーたち。今回はチキップダンサーズ、くまうさの最新キャラクターの作者2人に話を聞きました。

「チキップダンサーズ」NHK Eテレでアニメーションが放送中

 サンエックス初の地上波全国放送のテレビアニメとしてスタートした「チキップダンサーズ」。生き物、食べ物のほか、軟骨や水と油など、不思議な組み合わせのキャラたちだ。

「社内コンペ用にキャラを考えていたところ、テレビでスキップしている映像を見て楽しそうだなって。スキップは子供も大人もやってみるとなんだか自然と楽しくなれるもの。“何気ない動きで心もおどる!”を表現したキャラを作りたいと思ったのがはじまりです。スキップやジャンプにかかわるもので何かないかと考えたときに、ジャンプ力!といえばカエル。ジャンプのとき体の軟骨が大事! 跳ねる、飛ぶ、反発力といえば、水と油。そこから水と油のようせいを思いつきました」(作者・以下同)

 このユニークなアイディアから編み出されたキャラ「すきっぷの神」に、同時期に考えていた「ぼうふえた。」と「脱チキン」を合わせ、アニメとしてストーリー展開しようということになったという。

 作者はシュール系のキャラクターが好きで、これまでにも食べ物や不思議モチーフを考案したが、商品化は今回が初めてという。

「犬や猫など王道も考えたことはありますが、私は飼ったことがなく動物のかわいいポーズがあまり得意ではないなって。だから、食べ物とかでおもしろいポーズが描けたらいいかなと思って作ってきました。

 テレビが大好きなのでバラエティーを見たり、YouTubeを見たり、そんなときに見たおもしろい要素を入れて、新しいキャラを考えます」

 アニメはなんと人気声優の花江夏樹と石川由依が2人だけで9キャラを担当している!

 原案となった3つのキャラクター。「『すきっぷの神』はスキップするカエルたち。『脱チキン』は骨が取れたら力が湧いてきたチキン。『ぼうふえた。』は棒の食べ物にもう1本棒がささって生き物になった、りんごあめなどの原案です」(作者)。

「チキップダンサーズ」
【1】ほねチキン…ちょっぴりチキンだけど、好奇心いっぱい。【2】スキップガエル先生…スキップしながら近づいてくるダンスの先生。【3】りんごあめ…元気いっぱいのおんなのこ。【4】ぎゅうにゅうアイス…あまいアイスのおとこのこ。【5】水と油のようせい…謎のようせい。かわいいイタズラをする。【6】くしかつ…色気ムンムンの串カツ。【7】だんご…みんなのおねえさん的存在。【8】なんこつ…何かのどこかのなんこつ。【9】小チキン…ほねチキンのおとうとたち。

関連記事

トピックス

およそ揉め事を起こしそうにない普通の人たちがカスハラの主役になっている(写真提供/イメージマート)
《”店員なんて赤の他人”的な行為が横行》条例施行から2か月、減らないカスハラの実態 都内のコンビニ店員が告白「現役世代のサラリーマンが…」品出し中に激突、年齢確認にブチ切れ、箸に”要らねえよ”
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットの幸せな日々》小室眞子さんは「コーヒー1杯470円」“インスタ映え”カフェでマカロンをたびたび購入 “小室圭さんの年収4000万円”でも堅実なライフスタイル
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン