日本を代表するたんぱく質由来の健康フードである「納豆」は12位にランクインした。
「納豆は、食べることで体内に発生する熱量を示す『食事誘発性熱産生』が高く、炭水化物の5倍とされています。その効果は朝に最も高まるため、朝食として摂るのが正解です」(管理栄養士の望月理恵子さん)
今年の冬は「納豆かけご飯」を朝食の定番としてほしい。その際、12位にランクインした「玄米」を選ぶとさらに効果的だ。管理栄養士で温活料理研究家の渡辺愛理さんはこう話す。
「玄米は白米に精製される前の状態であるゆえに、白米と比較すると栄養価が高い。血流をよくするビタミンEに加えて、代謝アップに関与するビタミンB群も豊富に含まれています。玄米というと和食のイメージですが、リゾットもおすすめです。良質なたんぱく源である鶏肉やチーズと一緒に摂れば、さらに体が温まります」
高血圧をはじめとした生活習慣病の原因になるとして目の敵にされがちな塩分だが、「温活」目線では頼りになる味方。塩には血圧を上昇させて末端まで血液を送るという大切な働きがあるのだ。必要な量はちゃんと摂取して、しっかり体を温めたい。
5位に「みそ」がランクインしているのも、「塩分を安心して摂取できる」というのが大きな理由の1つだ。
「現代のように暖房が普及していなかった時代、東北人は塩分をしっかり摂って体を温めていました。特にみその塩分濃度は血圧上昇には関係しないという論文が発表されています。加えて、みそには代謝を上げる成分であるアミノ酸やビタミンB群が豊富。相乗効果で体が温まります」(石原さん)
※女性セブン2023年2月23日号
体温を上げる食品ランキング1~5位
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