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岡本和真は過小評価されている WBCを前に絶好調で「村上から4番奪取」なるか

中日との壮行試合でホームランを放つなど絶好調の岡本和真( 時事通信フォト)

中日との壮行試合でホームランを放つなど絶好調の岡本和真( 時事通信フォト)

 巨人・岡本和真の評価が急上昇している。ワールドベースボールクラシック(WBC)で世界一を目指す侍ジャパンは3月4日の中日との壮行試合で、岡本が決勝ソロを放って4対1で勝利。先週のソフトバンクとの強化試合を含め、岡本は直近4試合で13打数5安打6打点、3割8分5厘と当たっている。

「国際大会はボークの基準が曖昧で、盗塁がしにくい。そんな要因もあって、栗山英樹監督は村上宗隆(ヤクルト)、山川穂高(西武)、岡本というパワーヒッターを揃えた面もあると思います。しかも、WBCの1次ラウンドから準々決勝まではホームランの出やすい東京ドームですから、この3人と大谷翔平(エンゼルス)には特に長打が期待されているでしょう」(野球担当記者。以下同)

 絶好調の岡本に対して、村上は12打数1安打で0割8分3厘、山川は12打数ノーヒットと不調に陥っている。

「昨年は村上が56本塁打を打って三冠王を獲得しましたが、ホームラン王のタイトルは、2021年は岡本と村上が分け合い、2020年は岡本が3本差で村上を振り切っている。昨年までのタイトル獲得回数は、ホームラン王は岡本、村上ともに2回、打点王は岡本2回、村上1回です。村上は昨年頭抜けた成績を残したことで『球界の4番』とみなされていますが、2人の勝負はまだ始まったばかりです」

巨人史上屈指の右の強打者

 岡本は26歳で「巨人史上屈指の右の強打者」と言える成績を残している。昨年までの5年連続30本塁打以上、2年連続の本塁打、打点の二冠王は右打者では球団史上初だった。つまり、長嶋茂雄も原辰徳もアレックス・ラミレスも成し遂げていない記録を既に達成しているのだ。

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