山岡理事長は平安女学院の理事長、学院長、学長を兼任しており、学校内で絶対的な権力を持つ
「この3点について、生徒有志と生徒会が1、2年生の約280人の生徒を対象に賛成か反対かを調査したところ、反対は0で約250人が賛成と答えたそうです。この生徒たちの声は理事会に提出されました。
そうしたなか、ある理事から『(山岡)理事長は4月2日に辞任します』と説明があったそうです。辞任まで1か月ほどあるのは、『引継ぎのため』と答えたそうで、パワハラについてはイジメを例に出して『受けた人がそう感じてしまえば、そうです』と答え、詳細については係争中を理由に言及しませんでした。3月10日に行われる緊急保護者会で、山岡理事長の辞任が伝えられる予定です」(同前)
「NEWSポストセブン」が山岡理事長の辞任について、平安女学院に問い合わせると、「事実です」と、4月2日付で理事長職を辞任することを認めた。
辞任理由については「高齢のため」とした。なお現在、山岡理事長が担っている学院長、学長については「4月2日付けですべての役職を退任します」とも回答した。
保護者やOGらの不信感に始まり、最終的には生徒たちの小さな声が、20年もの間、理事長の座に君臨してきた支配者を動かしたのだ。だが、学校関係者によると、「山岡理事長は4月3日から“名誉理事長”に就くことが理事会で決まった」という。小手先の辞任に生徒たちは納得するのだろうか。