大阪府知事選への立候補を表明した谷口氏(右)と大阪市長選への出馬を表明した北野氏(左)。谷口氏はヒョウ柄のスカーフを身につけている(時事通信フォト)
大阪の選挙の構図に変化が
在阪ジャーナリストの幸田泉氏は今回の選挙戦についてこう話す。
「直近2回の大阪府知事・市長選では自民党が候補を擁立して共産党が自主支援するという政党選挙のアプローチで維新と争い、惨敗しています。今回の谷口氏は、保守から中道左派までを含む層や、維新vs非維新の構図に関心の薄い有権者にも、幅広い支持を呼びかける戦略でしょう。維新誕生以来続いてきた大阪の選挙の構図とはちょっと違っている。谷口氏がスーツ姿で街頭にいても知名度は上がらないでしょうが、ヒョウ柄のタスキや服でしゃべり倒せば、“あぁ~、あのテレビでしゃべってたおばちゃんか”と思い出してもらえるかもしれない。基本的に大阪のおばちゃんがヒョウ柄好きなのは間違いありません。チャレンジャーですから、なりふり構わず支持を広げようということでしょう」
果たして府民の選択はどうなるか。