国内

【異例の温情判決】厚木2児放置死事件「22才のシンママ」が法廷で見せた涙「母である私がすべてを奪ってしまった」

長澤容疑者

事件当時、SNSで拡散された長澤麗奈被告(22)

 横浜地裁は3月8日、保護責任者遺棄致死の罪に問われていた長澤麗奈被告(22)に、懲役3年6か月の判決を下した。2022年7月29日、当時2才の長女・姫梛(ひな)ちゃんと1才の長男・煌翔(こうが)ちゃんを2時間44分間にわたり車内に放置し熱中症で死亡させたこの事件では、求刑8年に対して3年6か月とかなり短い刑期となった。司法関係者が語る。

「2020年9月に高松で発生した2人の女児が車中に放置され亡くなった事件では、保護責任者遺棄致死の罪に問われた被告の母親に懲役6年の刑が確定しています。今回の長澤被告も同程度の判決が予想されていたのですが……」

 事件当日、2人の幼い子供を車中に残し、長澤被告が向かったのは交際相手のもとだった。捜査関係者が語る。

「2019年に子供たちの父親と結婚した長澤ですが、長男の煌翔くんが生まれて間もなく離婚しています。事件当時に交際していた男性とは、もともと高校時代に短期間交際していた仲だそうで、再び付き合うことになったのは7月に入ってから。交際を開始したばかりだったようです。事件の少し前に喧嘩をし、当日は仲直りのためにクッキーを焼いて持って行ったそうです。長澤としては、『お菓子を渡してすぐに帰るつもりだった』と裁判でも話していました。結局、男性に引き留められ、長澤も男性の自宅で寝てしまったため、悲劇が起こってしまったのです」

 短時間の滞在の予定であり、車のエアコンもつけていたことで大丈夫だと思った主張する長澤被告だが、実は以前にも“前科”があった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン