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警察はガーシー容疑者を逮捕できるのか パスポート失効でもドバイに居座れる“抜け道”

ガーシーこと東谷義和容疑者の今後は?(時事通信フォト)

ガーシーこと東谷義和容疑者の今後は?(時事通信フォト)

 昨年7月の参院選で初当選後、国会欠席を続け「除名」処分を受けた上に、逮捕状も発付されたガーシーこと東谷義和容疑者。YouTubeなどで著名人を脅すなどした暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損の疑いが持たれている。ガーシー容疑者は今後、パスポートの返納命令が出る可能性が高いと見られている。

 現在、ドバイに滞在しているとされるガーシー氏はどうなるのか。朝日新聞ドバイ支局長としてガーシー氏に密着し始め、退職して『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』(講談社+α新書)を上梓した伊藤喜之氏は言う。

「ガーシー氏としては悩んだ末に帰国しないことを選択した以上、今後日本に帰る可能性は低いと思います。仮に日本のパスポートが失効したとしても、ドバイがあるUAE(アラブ首長国連邦)から発行されているビザが有効なうちはUAEにいられる可能性があります。

 またUAEにはタイのタクシン元首相ら各国から政治亡命者が集まっており、ガーシー氏も最近、日本警察の捜査を『国策捜査』と指摘し、その不当性を主張しています。UAEならばそうした事情を抱えた者を保護する可能性もある」

 ガーシー容疑者を政界に導いた政治団体NHK党(現在は政治家女子48党に改称)の立花孝志・前党首は3月16日、YouTubeチャンネルを更新。動画の中で、「逮捕状が出たことで多くの方が心配されていると思いますが、分かりやすく言うと、ガーシーは逮捕されません。逮捕状が出ても、逮捕されません」「(元日産自動車会長の)カルロス・ゴーンさん、逃げましたよね。いまだに捕まってないでしょ? これが答えです」と断言。

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