芸能

《ブルゾンちえみ》独立で芸名使えなくなった藤原しおり「SNS全閉鎖」の背景に“苦渋の決断”

絶頂期のブルゾンちえみ。2017年撮影(時事通信フォト)

絶頂期のブルゾンちえみ。2017年撮影(時事通信フォト)

 お笑い芸人の「ブルゾンちえみ」として人気を集めたタレント・藤原しおり(32)が、3月31日までに全てのSNSアカウントを削除。YouTubeチャンネルも閉鎖することを発表した。閉鎖を伝える動画では、〈今、私はいろんなことに一区切り、つけているところです〉と説明し、〈戸締まりする準備ができた〉や〈もしどこかで見かけたときには〉など芸能界引退を示唆するような言葉もあった。31日には、YouTubeチャンネルで最後の生配信を行い、ファンに別れを告げた。

 藤原は、男性お笑いコンビのブリリアンとともにユニット「ブルゾンちえみ with B」を結成し、2017年1月に放送された『ぐるナイ!おもしろ荘』(日本テレビ)で優勝した。一躍人気芸人となり、同年の『24時間テレビ』(同局系)でマラソンランナーを務めたほか、「ユーキャン 新語・流行語大賞2017」のトップテンに「35億」が選出された。

 それほどの大ブレークを果たしながら、2020年3月をもって所属事務所ワタナベエンターテインメントを退社し、本名の「藤原史織(藤原しおり)」で再スタートを切っていた。

「藤原さんはとても真面目な性格です。何事にも真剣に取り組み、“ほどほど”の状態で物事と向き合うのが苦手。ブレイクする中でバラエティ番組で求められるキャラクターと、素の自分のあいだにギャップを感じ、『視聴者にウソをついているんじゃないか』と悩むようになったそうです。『ブルゾンちえみ』でいる限り、ご自身の言葉で本音を語ることができない。メディア上での窮屈な自分にも葛藤があったそうです。

 その後、コロナ禍も重なり、体重が一気に増えるなど、心身のバランスを崩しかけて『このままではダメだ』『どんどん自己肯定感が低くなる』と退社を決断したと聞いています」(テレビ業界関係者)

 しかし、徐々に人気は落ち着いていたとはいえ、絶頂期には『24時間テレビ』のマラソンランナーまで務めた売れっ子芸人だ。事務所は当然、藤原を引き止めた。

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