芸能

フォロワー3.6億人、来日公演は2日で11万人 BLACKPINK「オンリーワンの魅力」

(写真/GettyImages)

韓国の芸能事務所YGエンターテインメントに所属し、2016年8月にデビューした4人組。グループ名には、最も綺麗な色と表現されるピンクを少し否定することで、「美しいものが全てではない」という意味が込められている(写真/GettyImages)

“世界で最も影響力のあるポップスター”に選ばれ、飛ぶ鳥を落とす勢いのBLACKPINK。4月8、9日に行われた約3年ぶりの来日公演では、2日間で11万人ものファンを魅了した。そこで本誌『女性セブン』では、彼女たちをまだ知らない人という人のために、“K−POP番長”と呼ばれる音楽ライター・まつもとたくおさんに、BLACKPINKのオンリーワンの魅力を教えてもらいました。

 * * *
 インスタグラムの(ソロを含む)フォロワー数は3億6000人以上(4月11日時点)と世界でもトップレベルのファンの多さを誇り、アメリカの経済専門メディア『ブルームバーグ』では“世界で最も影響力のあるポップスター”に選ばれています。

 なぜこれほどまでに支持されるのか。まずは「同性が憧れる存在」だということが挙げられます。男性目線を意識したビジュアルで勝負する女性アイドルもいますが、BLACKPINKは常にありのままの姿を見せ、努力や苦労するところも隠しません。ナチュラルでありながらステージでは唯一無二のオーラを放つメンバーたちに、特に同性が共感と尊敬の念を抱くのでしょう。

 2つ目は独創的な音楽スタイルです。グループのプロデューサー・TEDDYは、BIGBANGなど大物を手掛け“売れる音”を知りつくした人物。BLACKPINKに提供した無国籍な香りのするダンスミュージックは、どの国でも受け入れられるもので、彼女たちの大きな魅力となっています。

 日本でドームクラスの公演を満杯にしてきたのも、女性を中心とした人気とオンリーワンの音楽性を身につけているからに違いありません。

(写真/アフロ)

1月25日には、フランス大統領夫人のブリジット・マクロン氏が理事長を務めるチャリティー団体主催のコンサートに出演。K-POPアーティストとしては初めて招待され、堂々のトリを飾った(写真/アフロ)

【プロフィール】
まつもとたくお/韓国の音楽事情に詳しく“K-POP番長”と呼ばれる音楽ライター。『ミュージック・マガジン』などに寄稿し、『韓流ぴあ』や『ジャズ批評』、『ハングルッ!ナビ』などで連載を持つ。LOVE FM、LuckyFMなどラジオ番組にも出演中。自身が監修した書籍『アーバン・Kポップ』(ミュージック・マガジン)が発売中。

※女性セブン2023年4月27日号

BLACKPINK

3年ぶりの来日公演は、4月8・9日に東京ドームで開催。2日間で11万人ものファンを魅了しただけでなく、公演に先立ち都内で出店されたポップアップストアも大盛況

BLACKPINK

ツアーグッズの一部は早々に売り切れる人気ぶりを見せた

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さんが完走した「母としてのシーズン」
《真美子さんの献身》「愛車で大谷翔平を送迎」奥様会でもお酒を断り…愛娘の子育てと夫のサポートを完遂した「母としての配慮」
NEWSポストセブン
「原点回帰」しつつある中川安奈・フリーアナ(本人のInstagramより)
《腰を突き出すトレーニング動画も…》中川安奈アナ、原点回帰の“けしからんインスタ投稿”で復活気配、NHK退社後の活躍のカギを握る“ラテン系のオープンなノリ”
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)千葉県の工場でアルバイトをしていた
「肌が綺麗で、年齢より若く見える子」ホテルで交際相手の11歳年下ネパール留学生を殺害した浅香真美容疑者(32)は実家住みで夜勤アルバイト「元公務員の父と温厚な母と立派な家」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領と高市早苗首相(写真・左/Getty Images、右/時事通信フォト)
《トランプ大統領への仕草に賛否》高市首相、「媚びている」「恥ずかしい」と批判される米軍基地での“飛び跳ね” どう振る舞えば批判されなかったのか?臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
アメリカ・オハイオ州のクリーブランドで5歳の少女が意識不明の状態で発見された(被害者の母親のFacebook /オハイオ州の街並みはサンプルです)
【全米が震撼】「髪の毛を抜かれ、口や陰部に棒を突っ込まれた」5歳の少女の母親が訴えた9歳と10歳の加害者による残虐な犯行、少年司法に対しオンライン署名が広がる
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《新恋人発覚の安達祐実》沈黙の元夫・井戸田潤、現妻と「19歳娘」で3ショット…卒業式にも参加する“これからの家族の距離感”
NEWSポストセブン
キム・カーダシアン(45)(時事通信フォト)
《カニエ・ウェストの元妻の下着ブランド》直毛、縮れ毛など12種類…“ヘア付きTバックショーツ”を発売し即完売 日本円にして6300円
NEWSポストセブン
レフェリー時代の笹崎さん(共同通信社)
《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」  
女性セブン
大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン