車椅子姿で出演する北島三郎(昨年10月)
人気の競走馬は引退後、“種牡馬シンジケート”と呼ばれる株に分割され、株の持ち主がそれぞれ種牡馬の所有権を持つ。キタサンブラックは引退後に、総額13億5000万円の種牡馬シンジケートが組まれたという。競馬関係者が話す。
「1口2250万円で、全60口。北島さんは10口ほど所有しているといいます。初年度の種付料は500万円でしたが、昨年の年度代表馬のイクイノックスは初年度産駒。有馬記念を親子制覇したことで今年の種付料は倍の1000万円に上昇しました。また3月にドバイシーマクラシックを制しGIで3勝目をあげたので、種付料は来年さらに上がります。
1年のうち2~3か月の種付シーズンだけで、多い馬だと200回以上種付に臨みます。諸経費を引いた後の種付料は、所有口数に応じて分配される仕組みのため、北島さんには、今後も毎年1億円以上が入ってくる計算になる」
体調を崩してリハビリをしていた時も、北島の心の支えは愛馬たちだった。キタサンブラックの“親孝行”はまだまだ続く。