芸能

神宮寺勇太が語り、平野紫耀が頷いた「キンプリ10周年」構想 5人が共有する「Mr.」への強いこだわり

平野紫耀

語られていた構想(写真は平野紫耀。2019年)

《一番最初のグループ名。原点であり、それがあるから今がある。このMr.というコンサートをシグネチャーにしていきたい。5周年の時にはMr.5、10周年にはMr.10と続くLiveを作りたい》

 ちらりと映ったホワイトボードには10周年を見据えた構想が書かれていた。神宮寺勇太(25才)が口を開く。

「Mr.という名前を決めたとき、おれたちがいちばん最初にいただいた名前だから、大切にしたいよねって話になって、Mr.にしたじゃん。おれたちは王子様でデビューして、あの曲からスタートしたじゃん」

 真摯に頷く4人──これは、昨年春に行われたドームツアーのDVD『King & Prince First DOME TOUR 2022~Mr.~』の特典ドキュメンタリー映像の一幕。King & Prince(以下キンプリ)のメンバーでの会議の様子だというが、この約半年後に神宮寺、平野紫耀(26才)、岸優太(27才)の脱退が決まるとは、このとき、誰も予想していなかったのかもしれない。

 キンプリの原点は、平野、永瀬廉(24才)高橋海人(24才)の「Mr.King」と、岸、神宮寺、岩橋玄樹(26才)の「Mr.Prince」からなる「Mr.King vs. Mr.Prince」という期間限定ユニットだった。

「神宮寺さんが話していたように、5人は『Mr.』という名前に強いこだわりがある。昨年のツアータイトルのみならず、デビュー5周年を記念して4月に発売したばかりのベストアルバムを『Mr.5』と名付けたのも、その単語が原点だという思いがあるからでしょう」(芸能関係者)

「Mr.King vs. Mr.Prince」でデビューをしたい──6人に人一倍こだわっていたのが、ほかでもない平野だったという。

「2017年に同じ舞台に揃ったタイミングで思いを確認しあい、平野さんがジャニーさんに『6人でデビューしたい』と直談判し、受け入れてもらったというのは有名な話です。脱退という選択をすることにはなりましたが、彼のメンバーへの思いの強さは変わらないはずです」(別の芸能関係者)

 平野の葛藤は、神宮寺が語った「王子様でデビュー」と無関係ではないようだ。『週刊TVガイド』(4月19日発売)では、《当時はどこへ行っても『王子様』と言われて、正直恥ずかしかったし、危機感を感じてました》と率直な心境を明かしていた。

「平野さんは、どちらかというと難度の高いダンスナンバーを好んでいます。BTSの振り付けの経験があるダンサー・振付師の女性の密着番組に登場した彼は、目を輝かせていました。彼女が振り付けを担当した『ichiban』はNHK紅白歌合戦で披露された。また、『ツキヨミ』は、YouTubeの再生回数1億回を突破するなど大ヒットを記録しています。

“世界に通用するアイドルを育てたい”というジャニーさんの夢を、平野さんはよく理解していました。海外進出を本気で考えたときに、“王子様”としてではなく、アーティストとして世界に打って出たいという考えに傾いたのかもしれません」(音楽関係者)

 メンバーへの思いと海外進出への思い、そのどちらも平野にとっては偽らざる気持ちだ。キンプリが10周年を迎える2028年、パワーアップした彼が、“約束”を果たしに戻ってくることをファンは願っている。

※女性セブン2023年5月25日号

関連記事

トピックス

学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(右・時事通信フォト)
「言いふらしている方は1人、見当がついています」田久保真紀氏が語った証書問題「チラ見せとは思わない」 再選挙にも意欲《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
13日目に会場を訪れた大村さん
名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン