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《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル

藤澤五月さん(時事通信フォト)

藤澤五月さん(時事通信フォト)

「オリンピックという道は閉ざされてしまいました。感謝の気持ちと申し訳ない気持ちがあります」──ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック世界最終予選のカーリング日本代表決定戦が、9月11日~14日に北海道の稚内市で開催。

 ロコ・ソラーレは、初日に連勝(SC軽井沢クラブ、フォルティウス)となったが、12日に連敗。13日のタイブレークでは、再度フォルティウスと戦うも2対7で敗れ、3大会連続となるオリンピック出場を逃した。スキップの藤澤五月(34)は、冒頭のように語り、涙を拭った。

 何度も崖っぷちに立たされながらその都度這い上がり、平昌オリンピックで銅、北京オリンピックで銀と2大会連続でメダルを獲得したロコ・ソラーレだったが、今回は奇跡を起こすことはできなかった。スポーツ紙記者は、その敗因についてこう語る。

「通常よりも2カ月早い、2025年5月28日にシーズンイン。新シーズン初戦となった7月末の『稚内みどり CHALLENGE CUP 2025』と3戦目となった『アドヴィックスカップ』で優勝するなど、チームは好調をキープしており、決定戦でもその調子を維持し、初日に2連勝して一番優位なポジションにいました」

 しかし、翌日午前に行われたSC軽井沢クラブ戦の第10エンドで大きく流れが変わったという。

「これまでチームを牽引してきた藤澤選手の痛恨のミスショットなどが影響して敗北。1位通過で、2チームが争う決定戦に行ける大きなチャンスを逃したことで、流れが徐々に崩れ始めました。それと同時に、藤澤選手も大きく動揺した。

 次のフォルティウス戦も1点差で落とし、翌日のタイブレークでも第1エンドから3失点と……そこで負けはほぼ確定してしまいました。悪い流れを自分たちで作ってしまったことが敗因の1つになった。自分たちの実力を出し切れずに自滅してしまったと言っても過言ではありません」(同前)

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