スポーツ

「バレても何とかなる」の浅い考えか 西武・山川穂高の強制わいせつ致傷疑惑「過保護な球団」と「報じないテレビ」の責任

球団側は「総合的に判断してコンディション的に抹消」と説明している(山川穂高。時事通信フォト)

球団側は「総合的に判断してコンディション的に抹消」と説明している(山川穂高。時事通信フォト)

 なぜ、プロ野球選手は女性スキャンダルを起こしてしまうのか──。WBCの侍ジャパンメンバーとして世界一に貢献した西武・山川穂高に、強制わいせつ致傷疑惑が持ち上がっている。5月11日配信の文春オンラインによれば、山川は昨年11月に都内ホテルで20代の女性を無理やり押し倒し、下半身から出血する怪我を負わせたという。警察は強制わいせつ事件として女性の被害届を受理し、山川はWBC終了直後に事情聴取を受けた。文春の取材で、山川は女性の怪我は認めたものの、無理やり行為に及ぼうとしたことは否定している。

「昨年9月に巨人の坂本勇人が女性問題で世間を賑わせたばかり。それなのに、その2か月後に今回の件を引き起こしている。普通の感覚があれば、『他人の振り見て我が振り直せ』で律します。ましてや、WBC出場の意欲を持っていたわけですよね。山川には油断があったろうし、『俺は大丈夫だろう』と軽率に考えていたのでは」(球界関係者)

 度重なるプロ野球選手の女性スキャンダル。騒動を引き起こす選手たちは、なぜ自己抑制をできず、暴走してしまうのだろうか。野球担当ベテラン記者が語る。

「球界に限ったことではありませんが、著名人でこうしたスキャンダルを起こす人たちは、異性関係にしろ、裁判沙汰にしろ、『バレなければいい』、もしくは『バレても何とかなるだろう』という考え方があるように感じます。ほとんどの問題は週刊誌などにスクープされて表沙汰になる。選手や球団が自ら公表するケースはほぼない。今はLINEやメールで記録が残るし、通話を録音することも手軽にできる時代。“足”は確実につく。悪いことをすれば、すぐにバレますよ。特に今回の件に関しては、被害届を出された時点で、情報は確実に漏れます」

関連記事

トピックス

騒然とする改札付近と逮捕された戸田佳孝容疑者(時事通信)
《凄惨な現場写真》「電車ドア前から階段まで血溜まりが…」「ホームには中華包丁」東大前切り付け事件の“緊迫の現場”を目撃者が証言
NEWSポストセブン
2013年の教皇選挙のために礼拝堂に集まった枢機卿(Getty Images)
「下馬評の高い枢機卿ほど選ばれない」教皇選挙“コンクラーベ”過去には人気者の足をすくうスキャンダルが続々、進歩派・リベラル派と保守派の対立図式も
週刊ポスト
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
多忙の中、子育てに向き合っている城島
《幸せ姿》TOKIO城島茂(54)が街中で見せたリーダーでも社長でもない“パパとしての顔”と、自宅で「嫁」「姑」と立ち向かう“困難”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《スクショがない…》田中圭と永野芽郁、不倫の“決定的証拠”となるはずのLINE画像が公開されない理由
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
食物繊維を生かし、健全な腸内環境を保つためには、“とある菌”の存在が必要不可欠であることが明らかになった──
アボカド、ゴボウ、キウイと「◯◯」 “腸活博士”に話を聞いた記者がどっさり買い込んだ理由は…?《食物繊維摂取基準が上がった深いワケ》
NEWSポストセブン
千葉県成田市のアパートの1室から遺体で見つかったブラジル国籍のボルジェス・シウヴァ・アマンダさん、遺体が発見されたアパート(右・instagram)
〈正直な心を大切にする日本人は素晴らしい〉“日本愛”をSNS投稿したブラジル人女性研究者が遺体で発見、遺族が吐露した深い悲しみ「勉強熱心で賢く、素晴らしい女の子」【千葉県・成田市】
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン