日本の玄関ドアは外開き(イメージ)

「女子寮」を狙って犯行に及んだ赤間被告(写真はイメージ)

 このマンションを選んだのは赤間被告が以前、同じマンションに強姦のために侵入した時に「女子寮」だったことを聞き出していたからだ。起訴されている事件は4件だが、それ以前から罪を重ねていた。

「バス運転手をしていて経済的に苦しかった。金を奪うことが主目的だった」と小声で述べていたが、強姦の準備を完璧に整えて出向いたようだ。

 赤間被告の手口は一貫している。真夜中に無施錠のドアを見つけ侵入。狙うのは電気をつけたまま寝ている女性の部屋だ。電気が消えていると、点灯時に目覚める恐れがあるためだそうだ。寝ている女性の元に近寄りナイフをチラつかせ、縛ったり目隠ししたうえで、性的暴行を加え、金品を奪って立ち去る。

 同じく刑法改正前の第2事件と第3事件はそれぞれ、2012年7月、2014年3月。第2事件ではBさん、Cさん(ともに当時23)が同居している居室に侵入した。「現場のマンションに女性が出入りするのを見かけた。オートロックでないことを確認し、下見を重ね、2人暮らしであることを確認」(検察側冒頭陳述)して、実行したという。

 犯行内容はAさんと同様だが、第2事件からは被害者の陰毛を剃るためのカミソリも持参している。第3事件では「事件の数か月前頃から現場マンションのポストを開けて郵便物を見るなどして、一部の居住者の氏名を把握」(検察側冒頭陳述)という下調べを経て、Dさん(当時24)宅に侵入し、強姦しようとしたが、抵抗にあい、首を絞めて逃走した。

「該当者拘束 資金源凍結」と書いたメモ

 赤間被告逮捕のきっかけとなった第4事件を起こしたのは2022年4月。狙い定めていたオートロックのマンションも、また女子寮だった。外壁にある排水管をよじ登り、Eさん(当時23)の眠る居室に侵入。口腔性交に及んだが、そのとき陰茎を被害者に噛まれ、金品を奪い逃走した。

 赤間被告は撮影した被害者の写真をプリントアウトしてファイルに綴じたり、被害者宅から持ち出したものに日付などを書き入れるなど、事件を記録する“習慣”があった。Eさんについても「該当者拘束 資金源凍結」などと書いたメモを残し、部屋の壁に貼っていたという。

 Eさんは被害に遭った時“必ず証拠を残す”と決意していたことを調書に語っている。

「陰茎を噛めば、犯人が逃げても証拠は残るのではと思った。犯人が正面から口に挿入してきた。噛むなら今しかない。思い切り噛んだ。犯人は『痛い痛い痛い!』と抵抗して私を押さえつけ陰茎を離した。『血が出てる。勃たなくなった』と言っていた」(Eさんの調書)

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