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阪神快進撃を支える投手陣 大竹は西勇輝に心酔、才木は大谷翔平に特大HRを打たれた悔しさを肥やしに

現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹耕太郎(時事通信フォト)

現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹耕太郎(時事通信フォト)

 かれこれ20年近くもリーグ優勝から遠ざかる阪神だが、今季は視野に入るポジションをキープ。打撃陣も頑張っているが、やはり快進撃を支えるのは投手陣だ。阪神番記者を緊急招集し、座談会を開催。投手陣について語る。【全3回の第2回。第1回から読む

 * * *
在阪スポーツ紙デスクB:今年は何より投手陣の新戦力の貢献度が高いよな。昨年まで未勝利だった大卒3年目の村上(頌樹、24)、昨オフに現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹(耕太郎、27)はともに防御率1点台で先発の柱になっている。

在阪スポーツ紙記者D:当初大竹は甲子園ファンのヤジを不安がっていたんですよ。今の活躍の陰には西(勇輝、32)の存在があります。大竹は心配性で試合前も猛練習していたんですが、西が「それじゃ1年間もたないぞ」とアドバイスしたみたいで。そこから西に心酔しています。練習でも常に一緒で、時間があれば、試合前やマウンドでの気持ちの高め方を訊ねています。

デスクB:大竹は登板日が雨ばかりでファンから文句が出ているけどな。“大雨降太郎“なんてあだ名もつけられて(笑)。球団は大雨降太郎のグッズまで売り出している。

在阪スポーツ紙記者C:一方の村上は相変わらず地味で大人しい性格ですが、初勝利のタオルやキーホルダーを販売したところ即完売だったそうです。それでも、ブレークしても謙虚な姿勢は変わりません。

在阪スポーツ紙デスクA:あと投手陣では、交流戦でロッテの佐々木(朗希、21)に投げ勝った才木(浩人、24)の活躍も目立ってるな。負けず嫌いな性格で、侍ジャパンとの壮行試合では、大谷(翔平、28)にフォークを片手一本でバックスクリーンに運ばれて相当悔しがっていた。あれからフォークを改良して先発の軸になってきた。

デスクB:調子がイマイチの西勇、二軍で調整している青柳(晃洋、29)の状態が上がってくれば、先発ローテーションは完璧だな。

記者D:二軍には青柳以外にも良い選手が残っています。大卒2年目の桐敷(拓馬、23)、ドラフト6位の富田(蓮、21)は交流戦に先発して結果を残せませんでしたが、能力は高いです。野手では前川(右京、20)が一軍に昇格してスタメンでアピールしていますが、ドラフト3位の井坪(陽生、18)、高卒4年目の井上(広大、21)、大卒4年目の小野寺(暖、25)も期待が大きい。

デスクA:岡田監督はファームの試合を事細かにチェックしているらしいし、一、二軍の入れ替えが激しいから、選手たちもモチベーションが高い。村上のように今年ブレークする選手がさらに増えるかもしれないな。

第3回に続く第1回から読む)

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

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