スポーツ

【大谷翔平】MLB後半戦、エンゼルスがワールドシリーズに進出するための課題と条件 大谷の体調回復が重要

エンゼルスがワールドシリーズに進出するためには?(時事通信フォト)

エンゼルスがワールドシリーズに進出するためには?(時事通信フォト)

 快進撃を続ける大谷翔平(28)とともに、ここ数年のなかでは最も奮闘しているロサンゼルス・エンゼルス。今年は、ワールドシリーズに出場する可能性もゼロではない。となると、期待されるのがワールドシリーズでMVPを掴む大谷の姿だ。

 7月12日に開催されるオールスターには、DH部門のファン投票でぶっちぎりの最多得票し、3年連続の選出が決定。しかし、そのオールスター直後にはシーズンの行方を占う試合が控えている。大リーグ研究家の友成那智氏が語る。

「後半戦の初戦は、プレーオフ進出を争ううえでも負けられない同じア・リーグ西地区の“宿敵”アストロズとの3連戦です。しかも大谷にとっては分の悪い相手です。6月の試合では5失点で負け投手になっており、打者としても相手エースのフランバー・バルデス(29)を苦手としている。このカギを握る相手に対してどう投げ、どう打ち崩すかがカギとなります」

 同じ日本人がいるチームとの戦いもポイントになりそうだ。

「アストロズ戦の後にはワイルドカード争いになった際のライバルになるア・リーグ東地区のヤンキース、今シーズン日本人最多の7勝と好調を維持している菊池雄星(32)がいるブルージェイズとの戦いがある。両チームに競り負けるとワイルドカードをすべて東地区に持っていかれる可能性もあります。オールスター後の7月での試合で勝ち星を重ねられるかがポストシーズン出場に大きく関わってくる」(友成氏)

 エンゼルスがワールドシリーズに出場するには、「投」の面での課題克服が重要だ。

 現在先発陣はエースの大谷を中心とする6枚ローテだが、ア・リーグの防御率上位30位にランクインしているのは大谷だけと不安が残る。メジャーリーグアナリストの福島良一氏が語る。

「現在トレードの候補に挙がっている、WBCにプエルトリコ代表で出場したカブスの右腕マーカス・ストローマン(32)や2020年にノーヒットノーランを達成したホワイトソックスの右腕ルーカス・ジオリト(28)などの有名選手をぜひ獲得したい。可能であれば、ブルペンの補強も求められます」

関連キーワード

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン