乃木坂46出身の斎藤ちはるアナ
特に、6月より番組に加入した2023年入社の荒井理咲子アナや、不定期で登場する気象予報士の今井春花ら、明らかにまだ不慣れな者が相手だと、斎藤アナの食い気味なリアクションが活きるのだ。
生放送で何が視聴者を不安にさせるかというと、変な間が空いてしまって、そこに居る者が誰も繋がないことだと思う。荒井アナはまだしも、今井気象予報士は専門的な解説をしにスタジオに来ている。なのに言葉がなかなか出てこなかったり、どこか自信がなさそうに話されたりすると、色々な意味で視聴者は心配になってしまうだろう。
だが、斎藤アナは、そうした新人を温かく見守り、育むように優しく、速めの相槌を打つのである。このワザは比較的おっとりした喋りの新井恵理那にはなかったことのように思う。
“センター”に立って、明らかに斎藤アナの表情も変わってきた。恐らく自分で“現れ”のパターンを変えてきたのだろう。それは、とても堂々としているし、浮かべる笑みも自信に満ち溢れている。年齢よりも大人っぽく見える彼女は“センター”に相応しい。
華やかな経歴ゆえ、マスコミや、アンチも含むファンの注目度が常に高かった斎藤アナには、これまでにもさまざまな報道があった。スポーツ紙のWEBが取り上げた最新ニュースは、自身のインスタグラムを更新し、”乃木坂“の聖地、神宮球場で母親と野球観戦したことを報告したことだった。だが一部でシースルーの服装だったことをツッコまれ、「本当に一緒に行っていたのは母親だったのか」と疑われているのだ(苦笑)。
アイドル出身の“洗礼”を乗り越えた
在京キー局で元“坂道”出身アナといえば、斎藤アナの他に、同じく“乃木坂”だった日本テレビの市來玲奈アナウンサー、そして今年4月、フジテレビに入社した元・櫻坂46の原田葵アナウンサーがいる。
全員、即戦力が期待され、原田アナにも「新人とは思えない」との声が多く寄せられていると聞く。