国循は問題を把握しており所管する厚生労働省にも報告済みだと説明
──国循のトップとして……
大津氏「だから、どれだけのことか、全然わかっていないじゃないですか。今調査中なんですから。調査の結果、どうするかを(進退を)決めるんじゃないですか」
奇しくも日本時間の7月20日、米スタンフォード大学の学長が、研究論文の不正行為を理由に辞任した。不正行為に学長は関与していなかったが、疑惑が明らかになった際、説明責任を果たさなかった姿勢が問題だった、と調査委員会に指摘を受けたという。
大津氏を中心とした研究論文の不正行為が、今になって判明したのには「ある理由」があった。そして一連の論文不正が、大阪大学・循環器内科のグループで横行していた可能性、関与した医師たちの「その後」についてなど、週刊ポストの7月21日発売号で詳報する。